MBSさんのちちんぷいぷい金曜日のコーナー、楠雄二朗(くっすん)と河田直也アナが、歩いて歴史ポイントを訪れ、現地の人と触れ合うコーナー『昔の人は偉かった』の第17章『東海道五十三次の旅』38宿目のまとめ。
【38宿目・前編】 2020年11月06日(金)放送
旅の内容:●藤川宿 → 岡崎宿 ▲元々はお豆腐だった和菓子!?■家康ゆかりの神社★ご当地キャラが岡崎城を案内?!
スタートは愛知県岡崎市・藤川宿。岡崎宿を経由して、目標地点は岡崎市・岡崎宿の浮世絵を描いた場所。約10キロのコース(前編)。
午前8:15、愛知県岡崎市、『道の駅 藤川宿』の前からオープニング。朝から青空広がるロケ日和。
朝の気温は、21℃。歩き始めてすぐ、くっすんの最近の仕事ぶりの話題になる。とある新潟の音楽フェスの、司会に抜擢された。くっすんは、同じ事務所(キューブ)に所属するファーストサマーウイカさんとMCを務めた。最初は「にいさんについていきます。」と言われてたが、終わった頃、くっすんがねえさんと呼んでいた。
スタートから(ほぼ無言で歩き続けて)6キロ、あっさり38番目の宿場・岡崎宿に到着。徳川家康が生まれた、岡崎城の城下町として栄えた。東海道の宿場の中でも、
最大級の規模だった。
スタートから7.5キロ、江戸時代の名物を復活させた、『備前屋』を取材する。1782(天明2)年に創業した、老舗の和菓子店。
9代目店主の中野さんに、岡崎名物・『あわ雪』についてお話しをうかがう。
卵白を泡立てたものが主原料で、砂糖で甘さをつけて寒天で固めたお菓子。言うなれば、和風のマシュマロ。
もともとはお菓子ではなくて、あわ雪豆腐という豆腐の名物だった。明治になって東海道を歩く人がいなくなってしまい、あわ雪豆腐をだす有名だった茶店も閉店に追い込まれた。宿場の名物だった豆腐がなくなることを惜しんだ、3代目店主が『あわ雪』の名前を残すために考案したそう。
店内で、あわ雪を試食させてもらう。河田アナは、ノーマルな『銘菓あわ雪 純白』を食べる。羊羹のような弾力があるが、口に入れると淡雪のようにフワーっと溶ける。くっすんは、抹茶風味の『銘菓あわ雪 茶山』を食べる。目立った食レポはしないが、おかわりを要求する。
あわ雪豆腐は、昔の旅人が茶屋で腰を据えて食べる、スナック的な軽食だった。それが、現代風のお菓子にアレンジされたので、気楽に食べていただけるお菓子であり続けたい、と9代目は締めくくる。
午前11:20、備前屋を後にして、晴天の空の下歩いていると、突然岡崎城の天守が視界に入る。
スタートから8.5キロ、岡崎城・・・のとなりにある、龍城(たつき)神社に到着。
神社の前で、ベビーカーですやすや眠っている2か月の女の子と、ご両親に出会う。御主人も育児を手伝ってくれると奥さん。「やっぱり今は・・・男性も育児・家事に参加してもらった方が奥さんもね(助かりますね)。あー言うてて自分で耳が痛いわ・・・。」と河田アナ。
龍城神社の本殿の中で参拝する。2回手を叩いて、頭を下げる。すると、天井から音楽が流れてきて、とまどうくっすんと河田アナ。なんと、拍手を2回打つと、音が出るカラクリ。天井には、日本最大級の木彫りの龍が張りついている。岡崎市80周年を記念して製造された、『平成昇竜』。
また、徳川家康が生まれたとき、神社と岡崎城の間にある井戸から、金の龍が昇ったと伝わる。現在その井戸は、厄除け・出産などの御利益のある、パワースポットとして人気。
午後0:30、岡崎城の天守に登らんとする。今回は、とある岡崎の有名人?にお城を案内してもらう。2人の後方から、突然現れた全身真っ白な生物が、奇妙に動きながら無言で近づいてくる。怖がるくっすんをよそに、慇懃に礼をしながら、河田アナにお手紙を渡す白い生物。封筒には、イラストとともに「オカザえもんより」と書いてある。
オカザえもん
そのキモかわいさが、SNSで一躍話題となった、岡崎のご当地キャラ。生年月日:1972年7月1日。血液型:O型。特技:お絵描き・自己流ダンス。特徴:喋らないタイプ・岡崎市非公認キャラ。
オカザえもんから頂いたお手紙を、河田アナが朗読する。
『岡崎城は1455年、西郷頼嗣によって、こことはちがう場所に築城。1531年に徳川家康の祖父・松平清康が、この場所にお城を移しました。のちに徳川家康は、このお城を拠点に、三河の国(現在の愛知県の東半分)』を統一しました。今回は、そんな歴史いっぱいの岡崎城を案内します。ヨロシクね。』
河田アナが、「オカザえもんは、人気もんなんですか?」と直に聞いてみる。そこでくっすんが、遠くからオカザえもんを眺めている、女性2人組を発見する。オカザえもんのことを知っていて、呼び寄せてオカザえもんを間近で見てもらうと、「人っぽい・・・。」とリアルな感想をもらう。
せっかくだから、女性2人と間にオカザえもんを挟んだ記念写真を、くっすんが撮ってあげる。
いよいよ岡崎城の天守に入る。受付を、顔パスするオカザえもん。受付の女性にオカザえもんが好きか聞いてみると、大好きとのこと。
3層5階建ての天守の中は、歴史が学べる資料館になっている。一俵(いっぴょう)の重さ体験コーナーでは、実際の一俵の重さ(=60キロ)の米俵が置いてあり、持ち上げて重さを体験できる。
まずは、くっすんが挑戦する。バーベル挙げみたいに気合の掛け声とともに、いっきに20センチほど持ち上げる。ちょっとの高さ・時間しか持ち上げていられない。
続いて、オカザえもんの番。見た目どおり(失礼)非力で、5センチほど持ち上げたが、3秒ほどでおろす。河田アナに中途半端とツッコまれ、爪痕を残せず悔しがるオカザえもんであった。
岡崎城の最上階へ登り、城下の街並みを見下ろす3人。ちょうど名鉄の電車が走っている。
ここで、オカザえもんからお手紙をいただき、また河田アナが朗読する。
『ここは岡崎市街を一望できる、展望室です。この天守は、昭和34年に復興されたもので、平成18年には日本100名城に選定された、歴史あるお城です。あの家康も、この景色を見ていたと思うと、感慨深いですよね。』
町の景色はちがうけど、山々や川の流れなど自然の風景は当時とそれほど変わってないかもしれない、としみじみと思う河田アナとくっすん。
天守のベランダで、河田アナが「すいません、忙しいとこいろいろ案内いただき、ありがとうございました。」とお礼を述べ、オカザえもんさんとお別れする。
前編は、ここまで。来週の昔偉は、『釜揚げうどん発祥は岡崎!?』・『岡崎名物 伝統の八丁味噌』・『オカザえもん 再登場!?』。
【38宿目・後編】 2020年11月13日(金)放送
旅の内容:●藤川宿 → 岡崎宿 ▲岡崎グルメを満喫■石が味噌の決め手?!★東海道イチのビッグブリッヂ?!
スタートは愛知県岡崎市・藤川宿。岡崎宿を経由して、目標地点は岡崎市・岡崎宿の浮世絵を描いた場所。約10キロのコース(前編)。
午後1:00、愛知県岡崎市、岡崎城の前でオカザえもんさんと別れる。
スタートから9キロ、釜揚げうどんを全国に広めたお店・『大正庵 釜春』にて昼食。
まずは5代目店主の太田さんに、釜揚げうどんについてお話しをうかがう。
3代目(5代目の祖父)が考案したとのこと。大正時代のうどんは、茹で上がったうどんを1度水洗いして、ツユで食べるのが一般的だった。それでは温かいうどんが食べられないと、茹でたうどんを釜から直接とって食べたこと(つまみ食い)が、釜揚げうどんのはじまりとされる。
長ければ長いほどうどんは良い、と教わった3代目。ただ、長ければ長いほど食べにくいので、食べ方のちょっとコツがいる。
食べ方のコツを聞く前に、河田アナがこれが正解だと思う食べ方で『釜揚げうどん』を食べる。普通に、箸を使って釜から長~い麺を持ち上げ、ツユの器に移し替えてすする。残念ながら、不正解。
3代目に答えを教えてもらう。最初に釜よりツユの器を低い位置にもってくる。そして、箸を使って釜から長~い麺を、重力を利用してツユの器に流し落とす。そして、適当なところで厚い釜のフチの上で、箸で麺を切る。食べ方のコツを聞いて、「めっちゃ、データ釜揚げですね。」とくっすん。
コツを伝授された河田アナが、釜揚げうどんをすするとなりで、「僕のはまだですか?」と腹減りのくっすん。
ようやくくっすんのオーダーが到着、『もろこしうどん』を食べる。2代目店主のお弟子さんが考案したメニューで、今では岡崎のご当地グルメとして、様々なお店で提供されている。マグマみたいにアツアツだったので、一口すするなりヤケドしそうに悶絶するくっすん。気を取り直して挑戦、トウモロコシ好きのくっすんを満足させる美味。
さらに、5代目がお味見してほしいと、家康さんが愛したとされるうどんを、出してくれた。古い文献によると、健康志向の家康のために、消化しやすいように料理人がうどんにショウガを練り込んだそう。やわらかくしたうどんをお出ししたら、非常に満足して食べられたとのこと。
なお、『家康公が愛したうどん』は、お持ち帰り専用の乾麺。
午後3:00、お店を後にして、江戸時代の伝統を守る味噌蔵へ向かう。
『カクキュー八丁味噌』で、味噌蔵を見学する。今川義元の家臣だった、久右衛門勝久が東海道沿いで商売に適した、八丁村で味噌を作ったのがはじまり。
一般の方も見学できる味噌蔵へ、広報担当の近藤さんに案内してもらう。
コロナ対策で蔵の中には入れないので、蔵の入り口から中を拝見する。大きな味噌桶がたくさん置かれており、1つの桶に八丁味噌が6トン入っている。カクキューの八丁味噌は、巨大な味噌桶で大豆と塩のみを使用して、2年以上熟成させる。
熟成中の味噌桶に積んである重石は、10年ぐらい修行した職人さんが、手作業で積んだモノ。八丁味噌は水分が少ない味噌で、重しがないと桶の底に味噌が溜まってしまい、味にバラつきがでる。味噌桶のフタに、重石を積み上げることで、桶全体に均等に重みが加わり、水分が味噌全体に広がって味が均一になるそう。
特別に重石の重さを、くっすんが体験させてもらう。重石1つを気合をこめて両手で持ち上げる。なんと、10センチほど持ち上がった。
せっかくだから、石積み職人の清水さんに、お手本として持ち上げてもらう。楽々お腹の位置まで持ち上げ、持ったまま歩くほど余裕をみせる。とっても、テクニックとパワーがいるお仕事で、「師匠と呼ばせていただきます。」と、かしこまるくっすんであった。
続いて、資料館を案内してもらう。
明治時代に建てられた味噌蔵を改装した資料館で、味噌作りの歴史を学べる。
間近で味噌桶の中を見ると、大きさに圧倒される。桶自体にカクキューにずっと住んでいる微生物がいて、カクキューらしい味噌の味ができる。
おしまいに、味噌汁の試飲をいただく2人。大豆と塩だけでこんな味になるなんて、しっかり教えてもらえばもらうほど、不思議な感じもすると、河田アナ。くっすんは、おかわりを所望する。
午後4:20、カクキューさんを後にする。
岡崎の伝統の味を噛みしめながら歩ていると、見覚えのある人?がベンチに座ってたそがれている。さっきお別れしたばかりの、オカザえもんである。
声をかけるなり、陽気に挨拶して、また手紙を河田アナに手渡す。
『歌川広重の浮世絵が描かれた場所を目指しているのを聞きました。岡崎城に続いて、その場所まで案内しようと思います。』だって。再び、オカザえもんが仲間に加わった。ついてこいと言わんばかりに、お尻を振りながらコミカルに進むオカザえもん。
オカザえもんと河田アナとくっすんの、3匹がゆく。
橋を渡っていると、反対側から来る遠くの人に、手をしっかりと丁寧に振るオカザえもん。「ちょっと手~振るタイミング、早すぎると思うで。」とツッコむ河田アナ。その方とすれ違うとき、完全に無視されるオカザえもん(岡崎の有名人?なのに・・・)。
スタートから10キロ、 オカザえもんの先導により、目標地点の、広重の岡崎宿の浮世絵を描いた場所に到着。オカザえもんがジェスチャーで、ココが絵の風景ですよと示す。
川があって橋があって山があって岡崎城があって、構図が岡崎宿の浮世絵と完全に一致する場所だ。浮世絵に描かれている大きな橋は、矢作橋といって、江戸時代より交通の要所だった。
お馴染みオカザえもんのレターを河田アナが読み上げる。
『この橋は、江戸幕府によって架けられた東海道の橋で、1番の大橋といわれてます。浮世絵にも横幅いっぱいまで橋が描かれ、そこを歩く大名行列によって、矢作橋の長さが強調されているんです。』
オカザえもんの解説文に、分かりやすいと褒める河田アナとくっすん。オカザえもんも、どういたしましてのポーズ。
最後にオカザえもんに岡崎宿の通行手形を書いてもらい、岡崎宿の通行許可をいただく。しゃべれないタイプなので、スケッチブックに、かわいいイラスト入り(くっすん・河田アナ・2人の菅笠・オカザえもんの絵)の「通ってよし!」をいただく。こうして、東海道五十三次・38宿目の岡崎宿の旅を無事終えた。
■簡易チャート
スタート:愛知県岡崎市:『道の駅 藤川宿』→ 岡崎宿 (6km) →『備前屋』(7.5km) → 龍城神社 (8.5km) → 岡崎城天守 → 昼食:『大正庵 釜春』(9km) →『カクキュー八丁味噌』→ 目標地点:岡崎の浮世絵を描いた場所 (10km)















