MBSさんのちちんぷいぷい木曜日のコーナー、楠雄二朗(くっすん)と河田直也アナが、歩いて歴史ポイントを訪れ、現地の人と触れ合うコーナー『昔の人は偉かった』の第15章『近畿 湯治場めぐり』和歌山編の15日目~16日目のまとめ。
【15日目】 2018年02月01日(木)放送
旅の内容:●古座川町 南紀月野瀬温泉へ▲大きなノッポの古イチョウ■岩を喰らう魔物 VS 犬★小さなイマドキペットたちを取材
スタートは和歌山県古座川町・美女湯温泉。ゴールは和歌山県古座川町・南紀月野瀬温泉『ぼたん荘』。約18キロの道のり。
午前8:00、和歌山県古座川町・美女湯温泉の横からオープニング。今日のロケは、大寒波の影響で、とにかく寒い。ロケ日の予想最低気温-1℃/最高気温5℃。
午前8:10、気温2℃だが、風により体感温度は、もっと低い。
水たまりに氷が張っている。くっすんは、それを手で割って持ち上げ、顔の前にかざして、「窓ガラス・・・。はい。」とモノボケをする。
河田アナの「どうやったら、(体が)温かくなるんや・・・。」という悩みに、地団太を踏む方法を提唱し、自ら実践するくっすん。はたから見ると、挙動不審だが、地団太を踏む=体を激しく動かす・・・なので、体があったまってきたというくっすんの発言も、うなずける。河田アナは、しんどいからと、プチ地団太を踏んでみたが、それでは効果はない・・・。
午前9:20、和歌山県古座川町の三尾川地区へ入る。
スタートから4.5キロ、大きな大きなイチョウの木がランドマークの、光泉寺(こうせんじ)に到着。江戸時代に創建されたといわれる。大イチョウの樹齢は450年ほどで、毎年11月になると、上は黄金のイチョウで埋めつくされ、下は黄金のイチョウのじゅうたんが敷きつめられる。高さは約35メートルで、和歌山県で一番大きなイチョウの木とされている。
イチョウの木のもとで、ご住職にお話しをうかがう。イチョウの木から気根と呼ばれる根が、大小無数に垂れ下がっている。昔の人は、気根がおっぱいに似ていることから、「母乳が出るように」or「子供を授かりますように」とお祈りした。『子授けイチョウ』とよばれ、現代でもイチョウのご利益で、お子さんを授かったという方々が、お寺に報告にやってくるとのこと。
イチョウの木は、町の人たちを守り、町の人たちはイチョウの木を守るという、共生関係がずっと続いている。
毎年11月には、2,000人の参拝者でにぎわう。大勢の参拝者に対応すべく、現在、駐車場とトイレを整備中。
午前10:10、境内を後にすると、ショベルカーやダンプカーをつかって、駐車場の基礎工事の真っ最中。
スタートから5.5キロ、89歳のお元気で働き者のおかあさんに出会う。おかあさんの育てたキウイフルーツと甘夏を、倉庫の中で見せてもらう。
長生きしたいくっすんが、「長生きの秘訣を教えてください。」とうかがう。すると、疲れるほど仕事して、遊びはほどほどに・・・という内容の助言をいただき、週休4日だと打ち明けるくっすん。河田アナは、くっすんがあまり一生懸命働かないけれどどう思うか?と聞くと、「顔見たら、分かる。」と言われる。くっすんは、遊び人の顔をしているらしい。おかあさんの爪の垢を煎じて、飲んでみれば・・・。
スタートから9キロ、『一枚岩』とよばれる、大きな大きな岩が、古座川を挟んで対岸に見える。河田アナも、岩の奥の方だけを一枚岩と勘違いしたが、手前の方の部分も合わせて一枚岩だと、スタッフさんに知らされる。
一行は川べりに下りて、真近から一枚岩を見る。古座川の一枚岩は、高さ約100メートル幅約500メートルで、国の天然記念物に指定されている。約1,400万年前に、マグマが冷え固まり、大地が隆起して形成されたとみられる。
河田アナが、地理と民話の講義をする。古座川町~那智勝浦町~太地町まで22キロ、岩脈といって、岩が地下でずっと繋がっていて、ところどころで地表に突出している。そのなかで、一枚岩の大きさは最大であり、面白い民話が伝わる。
一枚岩を守った犬
むかしむかし、あるところに岩を食べる魔物がおったそうな。魔物は岩を喰らいながら、太地町から一枚岩方面へ移動してきた。こんな大きな一枚岩も喰らい尽くすのではと思われたが、勇敢な一匹が魔物に立ち向かった。
魔物はワンちゃんが大の苦手で、一匹の犬によって退治され、一枚岩は無事だったそうな・・・めでたし、めでたし。
毎年4月と8月に、一枚岩に犬と魔物の影が映るということが、最近になって発見され、話題になった。
影の発見者で、地元のガイドをされている室さんに、一枚岩をバックにお話しをうかがう。まずは、一枚岩に映った、耳をぴんと立てた犬の影が、1つ目の魔物の影を追い払っている写真を見せてもらう。
室さんが犬の影を発見したのは、昔飼っていた愛犬・エツ(♂)と恰好が似ていたからで、犬の影にエツの写真を合成した写真(室さんの息子さん作)も、見せてもらう。
一枚岩の犬と魔物の影を見る条件・・・①時期:4月中旬 or 8月下旬 ②時間:午後5:00頃 ③天気:晴れ ④制限時間:5分間
室さんは愛犬との意外な再会に、「伝説というのは、伊達にはできてないな。」とのこと。
午後0:10、一枚岩の向かいにある、『道の駅 一枚岩鹿鳴館』にて昼食。河田アナ・くっすんともに『郷土料理うずみ膳』を食べる。シイタケとカツオのダシに浸かったご飯の中に、シイタケや豆腐がうずまっている。うずみは、古座町平井地区の郷土料理で、元は源氏が都で食べていた料理だったのを、源氏の落人が隠れ里に伝えたといわれる。
味の仕上げに、すり鉢でゴマをすって、かけていただく。河田アナが「僕たち、ゴマするのは得意な方ですから・・・。それでここまでやらしてもらってますから。」と素敵な笑顔を見せる。
見た目は地味な料理だが、しっかりとダシが効いて美味しい。
午後1:20、道の駅を出たところで、むかえらファンの奥様方に、声をかけてもらう。河田アナとくっすんが通ると見越して、待っていた。また、2人を夢に見るほどのファンっぷりで、さらに『コトノハ』にも参加されている。コトノハは、河田アナをはじめとする、MBSアナウンサーが出演する朗読イベントだが、「河田さんが、絵本読んでるだけじゃないんですか?」と、くっすんがトゲのある言い方をする。
スタートから11.5キロ、昭和初期に作られた、山の上から下を流れる川へ続くトンネルの前で、ミステリーハンター河田が視聴者(眠たくなってきた南光さん)へクイズを出題する。「それではここでクエスチョンです・・・。いったい何を川まで落とすために、作られたのでしょうか?」
正解は、木材。林業の盛んだった頃、山の上で木材を伐採し、その木材を古座川まで下ろして、イカダを作り、下流へ運搬した。山から川へ下ろす際、いちいち人の手で下ろすのが大変だったので、トンネルを掘って、木材を直接川へ落としこめるようにした。
午後2:30、スタートから15キロ、『カメ・トカゲ フクロモモンガ ハリネズミ カメレオン 爬虫類 小動物 金魚』と書かれた看板を発見する。『しろくろ生き物部 W&B』という、小型の生き物を販売しているペットショップで、アポなし取材させてもらう。2017年9月にオープンし、カメレオンやトカゲなど、河田アナの苦手な生き物も取り扱っている。
お店の中に入ると、たくさんの水槽やケージに、生き物が陳列されている。店主さんは、もともと亀などを好きで飼っていて、フクロモモンガなど飼う種類が増えていった。動物担当のくっすんが、白色のフクロモモンガを、手にのせて愛でる。河田アナは、小さなフクロモモンガでも、怖がって逃げ腰になる。フクロモモンガは、お値段も安く飼いやすいこともあって、初心者向き。
モモンガの他にも、ハリネズミを見せてもらう。むかえら撮影班を警戒してか、顔を隠して丸まってしまう。
最近は、女性でもトカゲ・ヤモリ・ヘビなど爬虫類を飼っている人が増えた。ヤモリの仲間であるレオパードゲッコウ(ヒョウモントカゲモドキ)は、略してレオパと呼ばれ、女性に大人気とのこと。やはり、動物担当のくっすんが、レオパを手にのせて愛で、河田アナは適切な距離をとって傍観する。
東京生まれの東京育ちの店主さんは、15年前に古座川町へ移住した。古座川町は、動植物の生息地の、ちょうど東西南北の境目にあって、多種多様な生態系が観察できるという。
ペット業界の歴史に驚きつつ、3キロ先のゴールを目指す。先週のロケで、ペース配分をあやまって、ゴールに着いたのがえらい遅かったことに懲りて、今回は時間通りにきっちり歩く。
スタートから17.5キロ、ハニカム構造?な牡丹岩を通りすぎる。古座川の一枚岩と同じ岩脈で、魔物が食べ残した岩と伝承が残る。
スタートから約8時間、
午後4:10、スタートから18キロ、ゴールの『南紀月野瀬温泉 ぼたん荘』に到着。平成8年にオープンし、牡丹岩から名が付けられた宿泊施設。南紀月野瀬温泉に唯一入れる。施設内のカフェでは、2016年・全国ご当地バーガーグランプリで1位を獲得した、ジビエバーガーが1日20食限定で販売されている。
2人は疲れた体を、室内の大浴場に入って癒す。トロッとした湯触りの『美肌の湯』で、日帰り入浴も楽しめる。泉質はアルカリ性単純温泉で、筋肉痛・関節通・冷え性などに効く。
大浴場で、和歌山県串本町江田地区からきて、ちょくちょく温泉に入っている男の子に出会う。
南紀月野瀬温泉は、昭和47年に前身となる、老人憩いの家・『ぼたん荘』が建てられた。1日平均で、100人が温泉を利用している。
次週から目指す温泉は、那智勝浦町の湯川温泉。
■簡易チャート
スタート: 和歌山県古座川町・美女湯温泉 → 光泉寺 (4.5km) →古座川の一枚岩(9km) → 昼食:『道の駅 一枚岩鹿鳴館』 → 『しろくろ生き物部 W&B』 (15km) →ゴール:『南紀月野瀬温泉 ぼたん荘』 (18km)
【16日目】 2018年02月08日(木)放送
旅の内容:●湯川温泉を目指し 古座川町を東へ▲古座の伝統的鮎漁■捕鯨がルーツのお祭り★お乳で願う子孫繁栄の奇祭?!
スタートは和歌山県古座川町・南紀月野瀬温泉。ゴールは和歌山県那智勝浦町・鹽竈(しおがま)神社。約16キロの道のり。
午前8:00、和歌山県古座川町にある、『南紀月野瀬温泉 ぼたん荘』の前からオープニング。朝から快晴で、ロケ日の天気予報は晴れ。次に目指す温泉は、那智勝浦町の湯川温泉。昔の人が、熊野詣の際に、身を清めたという温泉。
スタートから0.2キロ、伝統的な火振り漁で鮎を捕って、お客様にふるまう、『鮎のたなみや』を取材する。『鮎のたなみや』は、平成10年にオープンした、1日1組限定のお食事処。
古座川町で火振り漁を38年おこなっている、東さん夫婦に、囲炉裏のある昔ばなしに出てきそうなシックなお部屋で、お話しをうかがう。
火振り漁とは、明治時代に伝えられたとされる鮎の古式漁法で、夜におこなう。おかあさんは船の先頭で松明を振り、おとうさんは後方で竿を使って川をピシピシ叩く。松明の火と竿のたてる音にびっくりした鮎たちを、あらかじめ仕掛けた網に追い込んで捕獲する。
火振り漁は、9月下旬~約1か月間のみ行われる。東さんは、秋に捕った鮎を冷凍保存して、1年を通して鮎料理を提供している。
2人は、1匹丸ごと串にささった、古座川の天然鮎をつかった、鮎の塩焼きをいただく。食べたそばから湯気が立ち上る熱々で、猫舌のくっすんは火傷しそうに身悶えながら食べる。
ご夫婦は、火振り漁が好きで楽しくて、捕まえた鮎の網を揚げるとき、ドキドキするとのこと。極上の鮎の塩焼きを食べて、くっすんが一句閃く。「口の中 鮎がぴちゃぴちゃ 泳いでる」。おかあさんから拍手をいただき、くっすんはリクエストに応え、詠んだ句をノートにしたためた。
午前8:55、スタートから1.5キロ、くっすんが、民家の脇のパイプから、湧き出るお湯を発見する。温泉かもしれないので、くっすんがお湯を触って嗅いで確かめると、それっぽい。民家に住んでいる瀧本さんに確かめると、正真正銘温泉とのこと。
滝本さんのお父さんが、60年前に占い師の助言をもとに、業者に頼んで掘った温泉で、地下400メートルから湧き出ている。相当お金がかかったらしいが、温泉をお風呂はもちろん、自宅の生活用水として毎日活用している。ただし、源泉の温度は31℃なので、お風呂としてそのまま使うにはぬるく、沸かす燃料代がかかるのがネック。
スタートから2.8キロ、小さな島丸ごと神社である、河内(こうち)神社に到着。島自体が御神体で、地域の方に『河内様(こおったま)』と呼ばれ、崇められてきた。河内神社は、平安時代に創建されたと伝わる。
神社をバックに、捕鯨と神社のお祭りについて、古座区長さんにうかがう。江戸時代の捕鯨の様子を描いた、熊野大地浦捕鯨図のフリップを見せてもらう。沢山の舟が連携して、網と銛を使う追い込み漁で、大きなクジラを捕った。船はひとめ見て役割が分かるように、役割ごとに色分けされた。
江戸時代、古座地区の漁師は、『古座鯨方』として、紀州藩から捕鯨を特別許されていた。
河内神社では、800年以上続く伝統行事・河内祭が行われる。捕鯨船を模してきらびやかに装飾された御船が、古座川の河口からさかのぼり、神社を周回して、豊漁を祈願する。
河内祭は、国指定の重要無形民俗文化財で、平成28年に日本遺産に認定された。宵宮では、祭りの開催を祝う、御船謡(うた)が歌われる。本祭では、小型木造船・『櫂伝馬』による競漕や、熊野地方の獅子舞のルーツとされる、『古座獅子舞』も披露される。
最近は地区の少子高齢と過疎化が進んでいるが、河内祭で、伝統文化をずっと継承していきたいと、区長さんは語る。
午前10:40、スタートから4.5キロ、麗らかな日差しの下歩いていると、おかあさんから声をかけられ、面白い人を紹介してくれるという。駄菓子も売っている酒屋さんに、おかあさんは入っていったが、面白いと目されるご主人さんは不在だった。代わりに、奥さんが出てくる。ご夫婦は結婚半年ちょいの新婚さんで、幼稚園来からの幼馴染とのこと。
スマホにて、2017年の結婚式でつかった動画を視せていただく。古座川をドローンで空撮するイマドキなオープニングで、和の礼服で着飾った、かわいらしい?ご主人と、キレイな奥さんが登場する。
地元の古座川町で盛大な結婚式を開き、約150人の参列者が2人を祝福した。
結婚式の話題の最中、おかあさんが「誰か、写真撮って。」と、藪から棒におっしゃる。スタッフさんが、くっすん河田アナに挟まれた、奥さん・おかあさんの写真を撮る。
午前11:20、和歌山県古座川町から、串本町に入る。
午前11:30、『木ノ芽』にて、ちょっと早い昼食。河田アナは『造り定食』を、くっすんは『焼肉定食』を食べる。両方ともいつもより、だいぶリッチなお値段。お造りは、脂がのって舌の上でとろける鮮度抜群で、焼肉は鉄板焼きのステーキのような柔らかさ。寒い中歩いてきて、お食事で幸せを噛みしめる2人であった。
スタートから7キロ、堺市からキャンピングカーで写真を撮りにきた、おとうさんに出会う。本日撮影した、和歌山家県串本町にある無人島・鯛島の朝焼けの写真を、見せてもらう。
定年退職後、趣味の写真撮影のため、300万円かけたキャンピングカーに乗りこんで、全国各地を飛びまわっているとのこと。くっすんも憧れる、キャンピングカーの中を拝見する。車の後部は広々として、ベットの他に、冷蔵庫・電子レンジ・ポット・テレビ・流しと一通り揃っている。
スタートから8キロ、午後1:15、歩道がなくなるため、海岸を3キロ歩く羽目になる。海沿いを東へ進むこと30分、見渡す限り岩場の、道なき道を歩く。「これもう、どこの星ですか?」と、くっすんに自然を楽しむ余裕はない。
ごつごつした岩場、敷きつめられた砂利は、想像以上に歩きにくく、体力を消耗する。あまりにしんどいので、砂利の上で休憩する2人。くっすんは寝転がり、河田アナは座って、15分ほど休む。しかし、まだまだ地獄の海岸コースは続く。
午後2:35、スタートから11キロ、ようやくアスファルトで舗装された道に上がり、むかえらあるあるの、整備された道のありがたみを味わう。
午後2:50、木葉(このは)神社に到着。神功皇后が串本町田原の浜で産気づき、木葉神社の木の葉の上で、安産したと伝わる。古くから『ねんねこの宮』として親しまれ、毎年12月には、200年以上続く『ねんねこ祭り』がおこなわれる。
神社の一室で、ねんねこ祭りについて、宮司さんにうかがう。子守の神事で、「ねんねこ ねんねこ おろろんよ~」と子守唄を歌う。歌う際は、布団にあたるゴザ・枕・お乳を模した、白い布に米を入れて、円錐状の形をしたもの(以下お乳と表記)、以上3点のうちから、1つを持って順番に歌う。赤ちゃんに、お乳を与えて、枕とゴザに寝かして、健やかな成長を願う。毎年お祭りに1,000~2,000人の参加者が集まる。
くっすんが、生クリームの搾り器に例えるお乳を借りて、「ねんねこ ねんねこ ごろりんちょおろろんよ」の子守唄を唄う。微妙な節回しと音程で、微妙な空気が流れる。
お乳をつかったときの子守唄は、ショートコントのようなコミカルなノリで、見物客から「おかあちゃんより大きい」といった、冷やかしの掛け声がとんで、盛り上がるという。
スタートから13キロ、熊り野古道を歩くこと1.5キロ、草木のしげる道や、木製の頼りない橋を通る。
午後4:20、和歌山県串本町から、那智勝浦町に入る。
スタートから14.5キロ、清水峠を登っていく。峠と聞いて、口をあんぐり開けるくっすん。峠の入口に張ってある鎖に、『立ち入り禁止』と書いてあるかと思いきや、「清水峠へは このクサリの横を 入って下さい」と書かれており、くっすんは絶望する。
清水峠は、標高約75メートル・全長1.2キロで、平成28年に熊野古道の一部として、世界遺産に登録された。峠だから相当登らねばならないと覚悟していたが、意外とすぐに、峠のテッペンまでたどり着く。
だが今度は、石がゴロゴロした足場の悪い道を下りるので、河田アナは「足滑らして、尻もちついたらアカンで。」と注意する。言ったそばから、くっすんが足を滑らせて尻もちをついたので、「世界遺産やねんから、気をつけてや。」と、くっすんの体より熊野古道をいたわる河田アナ。
アップダウンの多い清水峠を抜けると、眼前に那智勝浦町浦神の街並みと海が広がり、心がホッ落ち着く。
午後5:00、清水峠を踏破し、下界に下りてくる。JR紀伊本線の踏切を渡り、
スタートから約9時間、
午後5:10、スタートから16キロ、ゴールの鹽竈(しおがま)神社に到着。鹽竈神社は、江戸時代初期に創建されたと伝わる。
河田アナが、鹽竈神社ときいてピンとこないか、くっすんに聞いてみると、『塩饅頭』と的外れな答え。2016年12月15日放送のむかえらロケで取材した、宮城県塩竈市にある鹽竈神社が正解。その昔、那智勝浦から船に乗って、宮城県までカツオ漁に遠征していたことから、宮城の鹽竈神社から名前をいただいて創建された、という説がある。
次週のロケは、ゴールに那智勝浦町の湯川温泉を目指す。
■簡易チャート
スタート: 和歌山県古座川町・南紀月野瀬温泉 → 『鮎のたなみや』 (0.2km) →河内神社 (2.8km) → 昼食:『木ノ芽』 → 木葉神社 → 清水峠 (14.5km) → ゴール:鹽竈神社 (16km)