MBSさんのちちんぷいぷい木曜日のコーナー、楠雄二朗(くっすん)と河田直也アナが、歩いて歴史ポイントを訪れ、現地の人と触れ合うコーナー『昔の人は偉かった』の第15章『近畿 湯治場めぐり』和歌山編の27日目のまとめ。

 

【27日目】 2018年04月12日(木)放送 [最終日]
旅の内容:●旅の最終目的地・龍神温泉へ泣くのか?泣かないのか?■龍が如く?!日高川◆露天風呂で湯治場巡りを振り返る★旅の終わり・・・そして旅の始まり?!

 

スタートは和歌山県田辺市龍神村・薬師堂。ゴールは和歌山県田辺市龍神村・龍神温泉。約16キロのコース。

 

午前8:00、和歌山県田辺市龍神村にある、薬師堂の前からオープニング。湯治場巡り・和歌山編最終回ということで、元気よくあいさつする、のっけからテンションの高いくっすん。2017年10月に和歌山市の花山温泉からスタートした和歌山編は、現在歩いた総距離411キロ。有終の美を飾れ!

 

 朝から気持ちの良い快晴で、ロケ日の天気予報は、曇り時々晴れ。前日の夜は、大雨だった。

 歩き始めてすぐ、河田アナが「あなたいつも、最終回泣くじゃないですか。もう、あれやめてくださいね。」と釘を刺す。くっすんは、「やあまあ、ぼく43なんで・・・、涙は卒業します。」とフラグを立てる

 

スタートから2.5キロ、通行定員1名の高所恐怖症にはつらい、つり橋を発見する。せっかくだからと、河田アナがくっすんに橋の通行を譲る。カメラマンさんのカメラを携えたくっすん、おっかなびっくりで橋を進む。橋の横揺れに翻弄され、何故か寝転ぶ。奇妙な行動に、「何してんの?」といぶかしがる河田アナ。「寝たら揺れないんですよ。」と、やはりよく分からない

 

 龍神村は日高川を挟んで集落が点在しているため、橋は昔から、なくてはならないものであった。昭和25年~30年に多くの橋が作られ、現在38本の橋が利用されている。

 やっとこさ橋を渡り終えたくっすんの感想は、「命懸けの・・・、橋渡しでした。」。

 

 向こう岸にいるくっすんをよそに、河田アナとむかえらスタッフはさっさと歩き始める。置いてけぼりのくっすんは、慌てて橋を引き返し、「待ってくださいよ。」の声がこだまする。

 

午前9:05、毎週むかえらを視聴しているというおかあさんに出会う。龍神温泉に入ると、肌がツルツルになるとのこと。くっすんが、スベスベのお手てを握らせてもらうが、「駄目よ。」と笑顔で嫌がられる?

 もともと長い間、大阪府豊中市に住んでいたそうで、シティ―ボーイのくっすんにあっては、梅田のど真ん中の地下が一番落ち着くらしい。そんな地下は、苦手なおかあさんに、「引っ越しておいで、いくらでも空き家あるから。」と勧められる。

 

午前9:50、『付け根泣かせ坂(くっすん命名)』を登り、

スタートから6キロ、東光寺に到着。室町時代に創建され、薬師如来を祀っている。お堂の壁に、穴の空いた石がいくつか、ぶらさげられている。これらの耳の形をしている石を耳石と呼び、奉納すると、耳の病気が治るといわれる。

 

 くっすんは、「河田さんの言うことを一言一句すべて拾えるように・・・。」とお願いするという。それができないのは、耳が聞こえにくいのではなく、聞く気がないからと、指摘する河田アナ。願いが成就するのは、本人の努力次第と思われるが、少しでも叶うよう、如来様に手を合わせる。

 

 歩いていると、またもつり橋がある。

 

東光寺から歩くこと30分、

午後10:40、スタートから8キロ、『鮎おとり(500えん)』と聞きなれない言葉が書いてある、『つり吉(龍神釣梁山泊)』をアポなし取材する。平成9年にオープンした、おとり鮎の販売+お食事処、のお店で、ご夫婦で切り盛りしている。

 

 おとり鮎(鮎おとり)は、鮎の友釣りにつかう鮎のこと。友釣りでは、この鮎に針をつけ、野鮎の縄張りに侵入させ、攻撃してきたところを釣る。

 龍神村を流れる日高川は、鮎釣りの人気スポットで、アマゴも釣れる。鮎釣りは5月1日~12月末まで、アマゴ釣りは3月1日~9月末までがシーズン(※要入漁券)。

 

 お店にはカウンター・テーブル席とテラス席があり、店主さんが釣った鮎・アマゴをつかった料理を提供している。

午前11:20、せっかくだから、テラス席で川のせせらぎを聞きながら、昼食。河田アナ・くっすんともに『つり吉定食』を食べる。アマゴは塩焼きと唐揚げを、1匹づつ味わえる。両方骨までいただけて、栄養とカルシウムがたっぷり。

 毎回思うことであるが、その土地のモンをその土地でいただくのが一番の贅沢と河田アナ。くっすんも激しく同意する。


午後1:45、スタートから12キロ、日高川に架かる龍橋を渡り、龍集落に入る。

集落を蛇行する日高川の形が、龍に見えるところから名前が付いた。龍集落には、8世帯15人が住んでいる。

 

10分ほど坂を上がって、『子安地蔵堂』に到着。1702年に建てられ、大きなかやぶき屋根がトレードマークになっている。かやぶきの屋根を保護するため、トタンの屋根を被せている。

 

 お堂の管理人さんに、中を案内してもらう。中に入ると、トタンで外から見えなかった、屋根の構造が一目でわかる。天井の梁から上が、吹き抜けになっていてるため。

 子供は夏休みに勉強したり、大人は夏に涼を求めて休んだり、龍集落の集いの場となっている。

 

 お堂に祀られている子安地蔵は、江戸時代に疫病が流行り、地域の子どもが数が減ったため、また子宝に恵まれるようにと作られたといわれる。和歌山県内外の方々が、子宝を授かったとお礼参りにきた。

 

 くっすんの家では、ヤモリが出没したそう。ヤモリと言えば金運アップの象徴のイメージがあるが、くっすん調べでは子孫繁栄の暗示をもつとのこと。1男1女のパパ・くっすんは、ヤモリ効果で第3子、子安地蔵様に祈願するボーナスチャンス?でさらに第4子いけるかなっ、と思うのであった・・・。

 

午後2:40、『龍神温泉↑3km』の道路案内標識の下を通り、いよいよ最終目的が近いことを実感する。

 さらに、『龍神温泉 元湯→200m』の看板が出現で、気分が高まる。日高川に架かる橋を渡って、温泉街へ入る。

 

ゴール間近で、河田アナとくっすんを、ずっと待ってくれていた女性2人組に出会う。頑張って和歌山を歩いた2人へ、感謝状と金メダルのプレゼントを渡しにやってきたのだ。熱心に和歌山編をご覧になっているだけあって、感謝状の絵と文面にありがとうがこもっている。くっすんは、その感謝状をもらってすぐ読んで、万感極まり泣きだす(オープニングのフラグ回収だが、これはいい涙)。

 心のこもったプレゼントを受け取り、お礼を述べてお別れする。「こんな応援してくださる方が、いるぅコーナーやれて、幸せですね。」と河田アナの感激に、非常に激しく同意するくっすん。

 

 情緒ある温泉街を歩く。ここで湯治場巡り和歌山編総集編をダイジェスト映像で振り返る(こんなこともあったなあ・・・)。

 

午後3:40、スタートから16キロ、歩いた総距離427キロ、和歌山編19か所の湯治場、最終目的地の龍神温泉[上御殿]に到着。7軒の入浴施設が建ち並ぶ龍神温泉のなかで、2人が訪れたのは上御殿。明歴3年(1657年)に初代紀州藩主・徳川頼宣からその名を頂戴した、歴史あるお宿。

 

 玄関で、龍神の名字をもつ女将さんに出迎えてもらう。龍神さんの一族は、落ちのびた源氏の末裔で、7代目ぐらいから『龍神』を名乗るようになったとのこと。

 

 明治の初めから、一般の宿泊施設となった上御殿は、もとは頼宣の別荘として建てられた。湯治に訪れた頼宣は上御殿に泊まり、家来は下御殿に泊まった。

 上御殿にある、頼宣が泊まっていた部屋(復刻)を拝見させてもらう。『御成りの間』と呼ばれ、本当に泊まった部屋は火事で建物ごと消失したので、この部屋だけ再現された。 

 

 歴史ロマンあふれ、くっすんも泊まりたいという『御成りの間』は、2名様以上で宿泊可能。家族代々でこの部屋を予約する場合があり、リピーターも多いそう。

 奥様とのアニバーサリーやサプライズで、くっすん様のご利用お持ちしています・・・。

 

 頼宣が愛した、川のそばにある、龍神温泉の露天風呂に、御入浴。2人は、27日の和歌山編を無事終えた安堵と達成感に包まれる。これほどの気持ちよいお風呂があるだろうか?

 龍神温泉の泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、神経痛・関節痛・冷え性などに効く(日帰り温泉はなし)。

 

 温泉に浸かりながら、河田アナが龍神温泉の歴史を解説する。奈良時代に、役行者が見つけたのが、龍神温泉の起源とされる。平安時代に、弘法大師が夢のお告げに現れた龍神から、名前を付けて、龍神温泉を全国に広めた。

 また、島根県『湯の川温泉』・群馬県『川中温泉』と並び、日本三『美人の湯』に数えられる。

 

 龍神温泉の基礎を、視聴者とくっすんが学んだところで、スタッフさんから2人にお知らせ?がある。スタジオの桂南光さんが、口を酸っぱくして言っていた、龍神温泉でのゲストに橋本マナミさんを呼んでほしい、との案件である。橋本マナミさんが来ているかも、と思った2人は、いきなりの話しに、どうしようと慌てふためく。

 スタッフさんが、声のトーンをあげつつ発表する。「実はですね、この度、橋本マナミさんが・・・ダメでした。」と、まあそうだろうなという展開。ちいとばかり期待した2人も、思わせぶりなお知らせにガッカリ

 

 最後に、和歌山編で入った名湯・秘湯・ローカルな温泉での、2人の入浴シーンを、ダイジェスト映像で振り返る(白浜温泉・美女湯温泉・みなべ温泉・南紀勝浦温泉)。

 そして、和歌山編を応援してくれた方々に感謝の挨拶。「(2017年)10月から頑張って歩いてきた、近畿湯治場巡り和歌山編を、皆様にたくさん応援していただいて、無事にゴールすることができました。ホントにありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いします。」と、ここに15章完結

 

近畿湯治場巡り[和歌山編]

 

 

■簡易チャート

スタート: 和歌山県田辺市龍神村・薬師堂 → とあるつり橋 (2.5km)→ 東光寺 (6km)  [昼食]:『つり吉』(8km) → 『子安地蔵堂』 → ゴール:龍神温泉[上御殿] (16km)

 

 

 そして・・・新章始動。龍神温泉で疲れを癒していた2人に朗報?が入る。スタッフさんが掛け軸で、16章のテーマを発表する。そこに書かれていた言葉は『修行』の2文字。温泉とは真反対の厳しそうなテーマに、2人は声を荒げる。「最近ロケに対する姿勢がゆるんでいませんか?」とスタッフさんに問われ、そんなことはないと激昂する2人。

 

 荘厳な音楽とともに、16章のPVが流れる。16章は題して、日本修行場めぐり。乞うご期待?!

 

 修行というテーマの発表後、河田アナでさえ、心を取り乱す。湯治場巡りが始まったときはホクホクであったくっすんは、いわんや、放心状態・・・くっすんの運命はいかに?