山道を登るとき
分れ道がどれほどあっても
辿りつく先が見えている限り
極端に迷い悩むことは少ない
登れば登る道があるから
時間経過だけが問題
地を這う道も分岐点が
複雑だとしても一度停止し
時間経過を気にしなければ
道を確かめることができる
分れ道がどれほどあっても
辿りつく先が見えている限り
極端に迷い悩むことは少ない
登れば登る道があるから
時間経過だけが問題
地を這う道も分岐点が
複雑だとしても一度停止し
時間経過を気にしなければ
道を確かめることができる
しかし
人は一本の道で
迷う
人生という
一本の道で
迷い続ける
不思議なものだ
誰一人
時の流れ中で
立ち止まることを
許されず
永遠も永久も
許されず
歴史という
過去だけが
与えられる
人は一本の道で
迷う
人生という
一本の道で
迷い続ける
不思議なものだ
誰一人
時の流れ中で
立ち止まることを
許されず
永遠も永久も
許されず
歴史という
過去だけが
与えられる
理解の手のひらから
零れ落ちた
人の歴史は
けっして
真実を語らない
過去ほど
不確かで曖昧
確実なのは
迫り来る
未来だけ
人は
未来に向かい
一本の迷路を
これからも
歩き続ける


