「Anger of the silence。。。」 | 我ここに在りてここに無し

我ここに在りてここに無し

青きBOUGAの果て

ひとりごとのように

詩と小説を書き綴ります。

何か心に響くものがあれば

それだけで。











人間は完璧とも思える
理論や法則に憧れを持ち

混沌とした現実を
文明の力だけで
乗り越えることが
できると
信じている


他の共存を
許さぬ者は
架空の美に過ぎない
法則を詠い

実現を妨げる
人間や思想を
排除し
不毛の定義を
示す


恐怖に限られた
不毛を招き入れ
正義という
言葉だけが
独り歩きし
正義の理由すら
知らない


衝動は正義を
盲目にし

権力は
天に届く
壁を築き

力の濫用が
合法でも
あるかのように
堕落していく


それは
現代において
武力のみならず
経済でも
蛮行が蔓延る


解決できない
矛盾を抱える
現代社会 


政治も思想も
架空の美を
装う法則で
乗り越えて来た
かのように
錯覚する


しかし
それは違う


思考のみで矛盾を
解決できると
信じる者達は
途方もない
喪失感に
呑みこまれる



希望とは
人間の
現実的理解に
基づくもので
なければ
ならない


手に余る現実を
ただ消し去るのでは
なく


人間の思考が
極めて古い時代から
何も変わっていない
という現実を
理解し



文明そのものが
歩みを
止めているのでは
なく

変化し
移り変わるものでも
なく


ただ
大地を
移動していただけ
かもしれない




いま
沈黙という
怒りだけが
地を這う




肩越しに見る
丘の向こうに


愛は
見えるか