「Short conte。。。」 | 我ここに在りてここに無し
落語の
通用口を
抜け出した
ような
洒落に
飽きれながら
歩く道
北極の
ペンギンも
頭を垂れる
冷えた
ビールの
グラス越しに
朝に拾った
貝殻を浮かべ
足を組む
高所恐怖症の
男の足元を
くすぐりながら
恋人たちが
鬼の敵のように
肩と頬を
寄せる
虹よりも
ネオンの方が
ハッキリゆらぐ
七色の水面に
夜風もピタリと
足を止める
誰がいるかなんて
考えることも無い
煉瓦越しの窓の奥に
確かにいると思える
人がいる
コンセントよりも
白く塗られた
tableに浮かぶ
cupの数は
数えるまでも
ないと思う

