「Way to zero。。。」 | 我ここに在りてここに無し
民族の移動を
許さぬ壁は
天に
届かんばかりに
高く強固に
武装され
行き止まりの
川岸や海岸
森の外れで
歩みを止めた
文明は
芳醇な
朝に
抱き着き
静かに
傾いていく
人類は
民族の移動で
文明を
築いてきた
高度に
発達したと
思い込む
人類の文明は
脆(もろ)く
権力は
強固な壁を作り
新たな武装を
繰り返し
坂道を
転がり
落ちていく
振り返る
文明の
末路は
砂の城より
崩れやすいことを
人間は
知っている
人類は
同じ過ちを
繰り返し
文明は
歩みを止め
ゆっくりと
傾いて
いくのか
飛べ
一粒の
空へ
人類とは
過ちを
繰り返す
ために
文明を
築くのか
それは
文明の
有り余る
悲しみを
超える

