人は
望むと
望まざるとに
関わらず
悲しみや
苦しみ
不安を
力に
生きている
リスクを
自らの
力に
換えながら
生きている
人知れず
喜びが
訪れ
不安が
和ら
ぐ時
人は
新たな
不安を
苦も無く
引き寄せ
心を
畳み掛ける
誰しも
穏やかな日々を
望む
しかし
幸せを辿る
全てが
目の前から
消えていく
時
人は
自ら
生きる意味を
失っていく
安穏とした
幸泳ぐ
日々は
風に揺らぐ
秋の葉音より
渇き
自ら
秋風(しゅうふう)に
身を投げ
彷徨い
始める
朽ちていく
人生の
夕べを
秋と
呼び
明日
頼まれる
ことなく
死は
生を
生むと
知る時
光りは
錦の森に
渡り
幹を
照らし
耐えよと
言う
客観に
泥(たず)み
相を
詠じ
無情を
抱き締めるなら
浮世も
生き
安かろう
今
出来ることは
それしか
無い
無言の
躯(むくろ)を
撫で
瞳を
指先で
覆い
渾身の
労りと謝罪を
投げかけ
愛するものを
抱き締める時
生を
見る
君
いたずらに
悲哀を
感ぜずして
畏敬を感じ
絶望せずして
帰依渇仰(きえかつよう)す
いまここに
鎮魂を
詠じ
御霊(みたま)の
安らかなる
昇天を
祈る
僕は
君の
傍に在る
生きる意味は
君の
掌に在る








