人間の幻想
沼の深さを
いったい
誰が
知っている
底なし沼など
どこにも
ないのに
悲しみを
深く落とし込む
沼の深さだけ
人は
底なしを
幻想に
詠う
心が
優しいだけの
偽善は
愛には
通じない
偽善という
自覚がある
優しさであっても
受け入れることは
出来ない
どこにも
嘘や偽りなどなく
人は
言葉を吐くのに
そこに
矛盾を孕(はら)む
知らぬふりを
しながら
矛盾を
呑み込む
ダブルクリック
するように
人の心を
裸にし
言葉に
理由を与えても
理由は
無駄だと
気付く
訳を知っても
結果は
同じだから
いったい
何を放棄すれば
心が
満たされるのか
いったい
何を掴めば
心が
存在できるのか
いつも
問い続ける
自分に
飽きたなら
きっと
愛は
オートマティクに
なるだろう
幻想という名の
王室の夢
三角の空を
四角にする
独り言






