どうしようもないさ
捨ててしまったんだから
捨てたくて
捨てたわけじゃない
言い訳じみてるけどね
もう戻る
場所じゃないんだ
誰かの為に
精一杯
生きて来たって
ダッシャンと
ドアを閉め
背を向けた時から
新しい扉に向かって
歩き始めてるんだ
振り向いても
もう
そこに
あった
居場所は
薄れていくだけ
無理にでも
新しい
扉を
叩いて
歩き始めるしか
道は無いんだよ
子供の頃は
作り上げたものを
壊して
楽しんだりも
した
だけど
大人になると
壊れていくことに
虚しさを
覚えるのは
何故だろう
いつから
そうなったのか
分らない
記憶は
薄れていくけど
再生は
できるのかもしれない
だけど
なぜ
捨てたのかは
記憶じゃ分らない
再生できない
思考だけが
それを
知っている
だから
人は
振り返り
思考に
隠された
意志を
確かめようと
振り返る
そうやって
繰り返しながら
明日へ向い
歩く


