走り始めた頃
主語の
輪郭は
ぼやけていた
流れる
光の中で
時だけを
眺めていた
立ち止まる
こともせず
漂っていた
深い
眠りだけが
主語を
癒すと
知っていた
しかし
眠りは
遠ざかり
意識は
空の果てを
漂い
意志すら
忘れ去っていた

最も
遺伝的変異の
大きな種だと
装う主語に
運命は
時を止め
主語のありかを
目覚めさせた
99.9%
君と
僕は
同じだった
何も
違わない
変異と人種に
相関は無く
変異を持って
主語は
生まれてきたに
過ぎない
君も
僕も
ただ
主語が
何物かを問うより
僕は
愛し続けたい
主語の輪郭は
意志の覚醒により
違いを見る
だから
君なんだ
だから
愛する
欠けた
人間だから
もう
光も時も
流れたりは
しない



