人は
不毛の定義から
目を背ける
その
不毛の力は
快楽と
恐怖であることを
知っているから
それでも
人は
不毛の定義を
繰り返し
悲しみで
なぞる
無力なものは
屈辱を
抱き
力あるものは
恐怖を
抱く
そして
人々は
結果を
恐れるあまり
人間の
尊厳が
犯されたとしても
怠惰に
慣れていく
この
現世に
身を
据え置くしか
出来ないから
やがて
完璧なまでに
理論で武装した
法則に
溺れこむ
人の場よりも
美しい法則を
愛しはじめ
命を
忘れていく
複雑怪奇な
現実を
美しい法則で
乗り切ろうと
夢を抱く
しかし
それは
架空の美に
過ぎない
最も
危険な
ユートピアを
目指し始め
法則の
独壇場を
人々は
求めていく
しかし
そこに
愛は無い
今一度
はじまりの
時を
見つめ
人の場を
温めよ
人は
傷を修復する
力を
老いと共に
失っていく
青も
同じ
老いていく
修復する
力は
記憶にあり
我々は
その記憶を
引き出し
生きてきた
もう一度
記憶を
辿り
掌を見よ
失う
記憶を
そこに
留めよ
明日は
記憶にしかない
不毛に咲く
人の場は
現世にしか
無く
人は
涙し
その果てにこそ
人の場を
創り上げてきた
涙せぬ
法則に
身を
委ねては
ならない
温めよ
愛を
