森は
夕暮れの
空と湖を
曖昧に
分かつ
光は
モノクロの
世界を
見せ
人は
心を
研ぎ澄す
君は
空を上に
湖を下に
見るか
空を下に
湖を上に
見るか
どちらか
選択する
人は
目の前に
広がる世界を
曖昧なまま
眺め
心で
捉える
ただ
心が
決めた
世界しか
見えていない
意志は
そのためにあり
誰ひとり
同じ世界を
眺めていない
森が
空であっても
湖であっても
不思議ではない
愛もまた
誰ひとり
同じ世界を
感じ
眺めて
いない
ただ
目に見える
世界と異なり
愛に
選択の余地は
ない
愛は
意志が
決めるものではなく
気づいた時には
既に
道は
決められている
君が
そうであるように
原則的に
愛は
定めに
従う方が
運命と
向き合える
そのとき
本来の自分に
戻ることを
意味する
君と
僕が
そうであるように
やがて
君の色が
映りはじめ
青と白の
光が
風のように
頬を
流れていくだろう
愛と共に

