「The town of the oil painting。。。2」 | 我ここに在りてここに無し

我ここに在りてここに無し

青きBOUGAの果て

ひとりごとのように

詩と小説を書き綴ります。

何か心に響くものがあれば

それだけで。











油絵の街を



流れる音



縁取りが流れ 



輪郭を失う



車の音 



行き交う人の声



全てが 



街を彷徨う



独りじゃないと 



呟きながら



油絵の街に 



溶け込んでいく



深く深く 



沈んでいく



そんな



自分がわかる



音も 



色も 



空気も 



全て



雨に包まれ



その



優しさに 



気付く時 



心が溶ける

 

冷たくとも 



濡れる街に 



癒され



溶け込んでいく  



ここに



輪郭の見えない



自分を



溶け込ませ



消えかかる




今は



それでいいよと



言い聞かせる




油絵の街よ



君に



身体を



委ねよう



今は



寄り掛かる



肩さえ



失いかけているから



君を探すには



輪郭が見えないから



だから



スカートの



衣擦れの音だけを



たよりに




君を




油絵の街に




映し出そう





油絵の街よ




ありがとう