2.メモリスティク | 我ここに在りてここに無し

我ここに在りてここに無し

青きBOUGAの果て

ひとりごとのように

詩と小説を書き綴ります。

何か心に響くものがあれば

それだけで。



 おやじが警官に疑いの目を向けられそうになった。その時、玄関から50歳前後の見慣れない男が飛び出し、おやじにぶつかり両者は転倒。すると、その男はおやじのポケットに何やら小さな物を差し入れ、そのまま立ち上がり走り去った。


 警官は、その男を後からつかもうとしたが振り切られ、逃げる男をそのまま追っていった。その場に残されたおやじはオデコとお尻を押さえ自宅へと帰った。


 なってこった。ただアイスを食べたくて買いにいっただけなのに散々な目に遭った。そう心で呟いていたおやじ。

 部屋に戻り、ズボンを脱ごうとした。その時、ポケットからポロリと何かが落ちた。床に落ちた銀色の物を拾い、



「なんだこれ。メモリのスティクじゃないか。誰の?あっ!さっきのあの男?」


 おやじは、そのデータの中を知りたくなった。いや、まてまて、警察に渡した方がいいに決まってる。でも、中を見てみたい好奇心。ん。。。おやじは好奇心負けた。

 
 おやじは、PCにステックを差し込みデータを恐る恐る開いてみた。


 すると。。。





「このデータを開いた瞬間、君は地球上から抹殺される危険性がある。もし、これ以上データ内容を開いて見ようとするなら、その覚悟が必要である」





とテロップメッセージが流れてきた。



 何かのゲームなのか?おやじは、少し躊躇した。ん。。。でも、どうせ何かのゲームソフトのコピーかなんかだろろう。そんな大変なことなんか起きやしないさ。

これが、さらなるおやじの悲劇?の序章に過ぎなかった。


 このおやじ。のんきな男で危機感というものが全く無い!この性格と好奇心旺盛という性分により、これからの彼の人生はとんでもない方向へと走り出してしまう。


 更にクリック。




 ファイルを開いた。その次の瞬間、おやじは浜辺に立っていた!

 

 茫然と立ち尽くすおやじ。またも炎天下だ。


 
 ズボンはさっき部屋で脱いだばかりでパンツ一枚にポロシャツ・・・オデコには血がにじんでいる。この格好なんとかならないかな。おやじ。


という問題より、おやじは呆気に取られていた。





「えっ、何だよこれ。どうなってんだ???」





 どうやら南海の無人島の砂浜に立っていることを少し認識しはじめた。


 ちょっと待てよ。現状を理解しよう!


 うん。俺はファイルを開いた。ん。。。もしかすると、これってドッキリ♪(なんでおやじがどっきりなんだよ)


 どこまでものんきなおやじ!

 
 あぁぁぁぁ・・・どうすんだよ!!!

 
 振り返ると、そそり立つ絶壁の岩山。天に刺さるような山だ。そして密林が周囲に広がっている。

???。とりあえず、誰かいるのか捜してみることにした。


 が、靴を履いてない。あぁぁぁ。


 おやじは、しばし座り込んだ。次の瞬間!遠くから奇声が聞こえてきた。





「アウォ・・・アウォ・・・・アウォ・・・・」





ん???。



待て待て。一人二人。。。ん。。。何!!!!すごい人数


 
彼らはいったい。。。。おやじの運命のいかに!!!





つづく