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ウィーン・コンツェントゥス・ムジークス@東京文化会館

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昨日のサンクトペテルブルグフィルに続き、今日はウィーン・コンツェントゥス・ムジークスのコンサートに行ってきました。

いつもはお年寄りばかりで熱気が感じられない都民劇場の公演ですが、本日の公演は当日券も完売するほどの盛況ぶり。さすがにアーノンクールの人気のほどが伺えます。
J.S.バッハ/管弦楽組曲第1番
J.S.バッハ/オーボエとヴァイオリンのための協奏曲BWV1060
J.S.バッハ/カンタータ組曲
J.S.バッハ/管弦楽組曲第3番

座席に着いたら、偶然、隣の席に(音楽繋がりの)知り合いが・・・。何年ぶりかな?
冷静に会場全体を見回してみると10人以上は知ってる人がいます。クラシック音楽ファンの世界はかなり狭い世界なので、こういうことは結構あるんです。ただし、ミュンヘンに遊びに行った時に、誰にもな~~んにも約束もしてないのに、コンサートホールの中に知り合いが20人以上いた時には、さすがにちょっと驚いちゃいましたけど。

さて、昨日のガンガン鳴らすサンクトペテルブルグフィルから打って変わって、本日はピリオド楽器(古楽器)による演奏会。基本的にはバッハが作曲した頃に使われていたであろう楽器を使って、当時の演奏方法を再現して演奏するコンサートです。
クラシック音楽界では、1990年代半ばを過ぎてからこうした古楽器アプローチの演奏は流行りでもあるんですよね。アーノンクールはこうした古楽器演奏の先駆者です。
ちなみに、アーノンクールは日本に来ない最後の大物と言われていて、来日公演は1980年以来26年ぶり。ウィーンとかチューリッヒで仕事をしていることが多いのですけど、私の旅行スケジュールにはあまり縁がなくて、生でアーノンクールの演奏を聴くのは、1996年4月にウィーンに行った時にヨーロッパ室内管弦楽団で聞いて以来、ちょうど10年ぶり。

演奏はアーノンクールらしく相変わらずのノービブラートの奏法(って、そのための楽団ですから、ビブラートを入れてたら意味ないんですけどね)。
ちなみに、今年のウィーンフィルの来日公演もアーノンクールの指揮でしたが、こちらはコンサートマスターのキュッヒルが言うこと聞かなかったらしく、アーノンクールの演奏会なのにビブラートが入った演奏をしてたらしいですが・・・。

また、ピリオド楽器の演奏会は、コープマン指揮アムステルダム・バロック以来だと記憶してますが、個人的にはバッハなどの古典はピリオド楽器を使った演奏の方が好きです。
ただ、管弦楽組曲第1番は、ピリオド楽器の良さが伝わってきませんでした。良さが伝わらないのはオケの問題なのか、聴く側(私自身)の問題なのか良くわかりませんけど。全体的に音楽がずれてる感じを受けたんですけど、昨日の大音量演奏会の直後なので、自分自身も耳も狂っているような感覚があったんですよね。休憩を挟んだ、後半のカンタータ組曲あたりから会場とオケの音がしっくり来るようになりました。
昨日の「くるみ割り人形」も新たな発見があったような気がしましたが、今日の「G線上のアリア」もピリオド楽器で演奏することにより、全然印象が代わってきました。

演奏会が終わった後は、アーノンクール自ら提案したサイン会がありました。
最近はサインを貰いに行かないことにしてるんですけど、アーノンクールについては、次、いつ聴けるか分からないので、今日はミーハー心でサインを貰ってきちゃいました。サイン会があるの知ってたら、ウィーンのプログラム持ってきてたのにぃ~~。
(写真は、サインをするアーノンクールと昨日いただいたサイン&10年前のプログラム)

おまけに、会場であった知り合いから「金曜日のインバル=都響の『アルペン』行けなくなったから行かない?」と言って、チケットを貰っちゃいました(ありがとうございます、Aさん。)
ということで、今週は1週間にコンサート3回。すっかり「芸術の秋」してます。

サンクトペテルブルグフィル@杉並公会堂

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今日は久しぶりにコンサートに足を運んできました。
会場は改装なった杉並公会堂です。

コンサートホールの収容人数は、ざっと数えたところ1200人弱でしょうか?
こんな小さなホールでサンクトペテルブルグフィル・・・果たしてどうなるんでしょうか?
<演奏曲目>
チャイコフスキー/くるみ割り人形~ハイライト~
チャイコフスキー/交響曲第5番
<アンコール>
リムスキー=コルサコフ/見えざる町キーテジと聖女フェヴェロ-ニャの物語
プロコフィエフ/ロメオとジュリエット~ティボルトの死~

改装後の杉並公会堂は初めてなので、まずは会場の感想から。
前半は前から5列目、後半は知り合いと座席を入れ替わって2階席で聴きましたが、座席によって印象はかなり違うかも。
ステージ裏はかなり高さがあるため、ステージの半分以上は見えない感じで、音抜けも悪そうな印象。
あと、1階の奥は2階席が被っていて、こちらもあまりお勧めできないですけど、その他には特段音が悪そうな席はなさそうな感じを受けました。
まず1階席5列目あたりはかなり音抜けが良いです。
たとえば、第1ヴァイオリン第1プルトと第5プルトでザッツがずれているのもはっきり聞こえるくらい音の分離がしっかりしてます。最近のホールの割には残響がワンワン響かない影響でしょうかね?
あと、中高音の音域はかなり前に出てきます。そのかわり、チェロとか、フルートの低音域あたりはモコモコした音の進行のように聞こえてしまいます。

2階席は、位置的な問題かもしれませんが、ブラスの音がデットに届いてしまい、管が思い切り鳴らしているときは、弦が幾ら一生懸命弾いていてもなかなか音が届いてきません。でも、静かになるとプルト毎のずれまではっきりと聞き取ることはできなくても、弦の音は明確に1音1音はっきり聞こえました。1階席と比べるとチェロの音も聴きやすかったですね。でもフルートの低音部分は相変わらず聞き取りづらかったかな?

さて、演奏の方ですが、伝統的な旧配置での演奏ですが、「くるみ割り人形」を旧配置で聴いたのは初めてなので、とても新鮮な印象を受けました。
もともと、テミルカーノフはあまり良い印象がなかったのですが、特に「くるみ割り人形」は丁寧に音楽を作っていて、あれほど真面目な「くるみ割り人形」は初めて。「中国の踊り」は、普段のテンポと違ったためか、かなり混乱気味の箇所もありましたが、それもご愛嬌。演奏者も真剣なまなざしで指揮者を見ているし、指揮者側も相変わらずのオーバーアクションながら、適切に指示を送ってこのコンビの熟成が進んでいる面を見せてもらいました。

それに比べて、後半のチャイコフスキーの評価は微妙。前半に比べると指示がいい加減で、オーケストラをコントロールする気もあまりないようでした。要所要所では指示を出すんですけど、それだけなんですよね。特に左手の使い方は前半の「くるみ割り人形」と比べるとかなり頻度が落ちました。ものすごく極端な言い方をすれば、「管の皆さん、好きなように音を鳴らして良いですよ。でも約束事だけ指示するから、そこだけは守ってね。」っていう印象。だから、管楽器は全体のバランスとか関係なく吹きまくっている感じに聴こえてしまうんです。業界関係の人から聴いた「彼は本当はやりたくないんだけど、営業用にやらざるを得ないから演奏しているんだよね」って言葉は、かなりの確率で真実なんだろうなぁ~。
まぁ、10年以上前に聞いたときのことを思い返すと、テンポやダイナミクスにはとても気を使っていて、明らかに進歩はあるんですけど・・・。言葉にするのは難しいんですけど、音楽の本質を追求しようとする探究心はイマイチのような気がするんです。
それはアンコールも含めての感想なんですが、バレエ音楽のように情景を描く音楽は綺麗に、かつ楽しく聞かせてくれるんですが、気持ちを前面に出す曲については淡白に聴こえてしまうんですよ。

ミルカーノフは基本的にライブでチャイコフスキーの「悲愴」は演奏しないという話を聞きましたが、それは何となく納得できます。内面を深くえぐる必要のある「悲愴」は彼の演奏スタイルでは描けないような気がします。

言い過ぎかもしれませんが、音楽の幅は広がった感じはしますが、音楽自体の深みは不足しているような気がします。そういう点では「巨匠」にはなれないような気がするんですけど。。。

それでもトータルでは、今日のコンサートは十分に楽しめて、決してハズレではなかったです。
それに杉並公会堂はかなり良いホールであることも確認できましたし。
でもあそこで弦楽器を演奏するのは大変でしょうねぇ、本当に音が綺麗に抜けてくるので。

今週のお散歩(半蔵門~東大前:その1)

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先週のお散歩は、森林公園の先でやっている東武鉄道の和紙の里を訪ねるウォーキングにしようかと
思っていたのですが、母親が日曜日にコーラスの発表会があるので、手近なところに
したいというリクエストがあったので、東京メトロが以前実施したウォーキングのコースマップを
ネット上でゲットして、半蔵門から東大前まで歩いてきました。

麹町・半蔵門付近は大学時代に3年間アルバイトで通ったこともあり、懐かしい地域でもあります。
この付近は由緒正しい家が多くて、表通りからちょっと奥まったところに裏千家の家元の家があったり
するわけですが、若葉マークともみじマークを張ったベンツで、自宅への車庫入れが出来なくて
立ち往生しているベンツを見たときには、さすがにちょっと引いた記憶があります(-_-;

さて、まずは半蔵門からですが、ここの交差点の角は東京FM、その奥には国立劇場や最高裁判所が
並んでます。
半蔵門の前は新宿通りですが、皇族の車両が通るときには、この通りの路駐の車は全部排除されて、
信号は全部青にしちゃうんですよね。
これまでゆっくり半蔵門を見たことがなかったのですけど、内堀の緑も綺麗で、なかなかの光景。
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すぐ横には千鳥が淵公園があって、ちょっと行ったところには英国大使館です。いつも渋滞を
避けるために裏通りばかり通っていたので、正門側をじっくり見るのははじめてかも。
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そのまままっすぐ歩いていくと、右手に山種美術館、イタリア大使館です。
その先は、ここ数年、何かと話題の多い靖国神社です。(←私の政治・信条とは
全く関係ありませんので、悪しからず。)
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庭園もきれいです。
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中を一巡してから、今度は北の丸公園をめざします。
田安門をくぐるとすぐ目の前に日本武道館があります。どうやらこの日は自衛隊の音楽祭を
やっているらしく、自衛隊関係の人達がワンサカいました。
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