ポゴレリッチ@サントリーホール | weisswurstのブログ

ポゴレリッチ@サントリーホール

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

昨日は、サントリーホールにポゴレリッチのリサイタルを聴きに行ってきました。

ブラームス/カプリッチョ嬰へ短調op.76-1
ブラームス/インテルメッツォイ長調op.118-2
ショパン/ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op.35「葬送」
ラフマニノフ/楽興の時op.16

アンコール
ショパン/ノクターンop.55-2
バラキレフ/イスラメイ

結論から言うと、ポゴレリッチはポゴレリッチ・・・ということでしょうか。
デビューからいろんな意味で騒動を巻き起こしているポゴレリッチですが、最近、音楽関係雑誌などに目を通してないので、彼に関する情報をまったく持っていなかったせいもありますが、まさかスキンヘッドで登場・・・なんてことは予想してませんでした。

ついで、演奏に入るとこれがまた異様。
そのテンポは晩年のチェリビダッケでも及びもつかないような超スローテンポ。
正直、カプリッチョはブラームスの欠片もなく、何か別の宗教音楽を聴いているのかと思うほど。
インテルメッツォも同様。この2曲を終えた時点ですでに7時40分頃。
リストの「葬送」とラフマニノフの「楽興の時」は、前の2曲ほどではないですけど、スローなところとノーマルなテンポが混在し、そして打鍵は、本当に小さな音が続くかと思えば、鍵盤が壊れるのではないかと思うほどの強奏の繰り返し。サントリーホールという会場のせいもあるかもしれませんけど、強奏時にはかなり音が濁って聞こえました。

いずれの演奏も普通に聴くことはまずないですし、作曲家の意図としているものとは思えない演奏内容ですが、それを許されるのはポゴレリッチだからなのでしょうか??
すべての曲がポゴレリッチになってました。
プログラムが全部終わった時点ですでに9時20分。

それからアンコールですが、アンコール曲2曲目のイスラメイだけはノーマルというか・・・
こちらはそれまでの演奏とは打って変わって超絶技巧を見せてくれました。
あれだけ指が回るピアニストというのも見たことがない、というほど。
派手に引き回してコンサートは終了。時刻は9時50分。
休憩時間を差引いても2時間以上は聞かせていただきましたw。
同行の方は金曜日にも聞いたそうですが、「お腹いっぱい。もう、しばらくはポゴレリッチはいらない」とのこと。

結果的には、ポゴレリッチの意図を最後まで正確に理解できずに終わったコンサートですが、
一方で、間違いなくポゴレリッチを体験してきたという感じでしょうか。