(OLYMPUS E-M10 + ZUIKO Macro 35mm)
最初の2枚の写真に写っているのはヤニサシガメと思われます.
3枚目は白い縞の面積が広く,シマサシガメではないかと考えます.
ヤニサシガメが口吻で突き刺しているのはテントウムシの幼虫と思われます.
サシガメは英語ではassassin bugですが,assassinは暗殺者, 刺客ですから,さしづめ暗殺虫でしょうか.
尖った口吻が剣のようです.
マクロ撮影した小さい世界の写真ですが,最初の2枚は怪獣映画のシーンのようにも見えますね.
以前,サシガメがダンゴムシを突き刺しているところを持たことがあります.
さらには,自分よりだいぶん大きなスズメバチに口吻をむけているシーンを撮ったこともあります.
なかなか攻撃的な虫のようです.
日本には吸血性のサシガメは住んでいないので安心ですが,ラテンアメリカのサシガメは吸血性でクルーズトリパノソーマという寄生虫を媒介してシャーガス病という病気を引き起こすのだそうです.
日本にいなくて良かったです.