花屋なんて仕事をしていると、結構な頻度でお客様だった方が亡くなられたりします。

先日も、懇意にしていただいていたお客様が他界されました。

「何でもいいから良いの合わせてくれや」

と言われて、花を持っていけば、

「おぉ、こらぁ綺麗だ!」

と、いつも快活におっしゃってくれる気持ちの良い方でした。

僕が直接宅配を回っていた家の方でしたが、ここ1、2年は他のスタッフに引き継ぎをして、行き会う機会も無かったのですが、なんとなしに、寂しい気持ちになります。

それでも、だんだんと、人の死に対しての慣れのようなものが、大きくなっている気がしています。

もっと若い頃は強いショックを受けたりもしました。

お客様が亡くなったとき、同級生が死んだとき、家族が亡くなったとき、色々な死に触れて、死生観というのが変遷していくのかなと思っています。

末筆になりますが、最期まで、うちの花を飾っていただいてありがとうございました。

そう、伝わったら良いなと思って。


渡芳樹