How to order for flowers
1st Lesson 「初めての花の贈り物」
貴方はふと思い立って、花屋に立ち寄りました。そう、今日は可愛がっている姪っ子のピアノの発表会。何度か発表会に足を運んでいる貴方は、周りの人々が手に手に花を持って入場待ちをしている光景を思い浮かべます。
「今日は自分も…」
さて、花を持っていこうと思い立ったはいいけれど、貴方は花屋さんに入った事もなければ、花を贈った事もありません。
さてさて、貴方はどうしますか?
花屋さんで花を注文してみよう!
そこは町に一軒はある、ごく普通の花屋さん。
「こんにちわ~…」
貴方は慣れない様子で入り口のドアをくぐりました。目の前には沢山の花、花、花。しかしながら貴方はどの花が発表会に相応しいのか判りません。
すると、そわそわしている貴方に気づいた店員が話しかけてきました。
「何かお探しですか~?」
そう言いながら一人の店員が笑顔で声をかけました。
貴方は内心緊張しながらも姪っ子のピアノの発表会に花を贈りたい旨を伝えます。
すると店員はこう言いました。
「お子さんの発表会でしたら花束やフラワーアレンジメントなどはいかがでしょうか~?もしくは鉢物をアソートしたバスケットなどもご用意できますが~?」
花束は何となく想像できるけれどフラワーアレンジメントがどういう物なのか判らない。鉢物のバスケットといっても想像がつかないし…などと戸惑っている貴方を見て店員は更に話を進めます。
「よくご注文いただくのは~可愛らしい感じのフラワーアレンジメントですね~。花束だと家で花瓶に飾らないといけないので~。」
どことなく間延びした話し方の店員はフラワーアレンジメントがお勧めな様子。そこで貴方はフラワーアレンジメントを注文する事にしました。
「何か好きなお花とか色味などございますか~?」
店員は更に聞いてきます。花の種類といえば薔薇やチューリップくらいしか判らない上にどれが薔薇でどれがチューリップかすら自信のない貴方は、姪っ子を思い浮かべ、
「ピンクが好きだっていっていたような…」
とだけ伝えました。
程なくして、可愛らしい籠に盛られたフラワーアレンジメントが出来上がりました。あとは、お会計をすませて、フラワーアレンジメントを受け取り、店を後にするだけです。
貴方がお会計をしようとレジまでいくと、先ほどの店員が質問をしてきます。
「メッセージカードはご入用ですか~?」
特に書く文章も思いつかなかった貴方は、
「いえ、大丈夫です…」
と丁寧に断りました。
「そぉ~ですか~。ではこちら、商品代金2000円に消費税を含めまして2100円になります~。」
貴方は会計をすませると、会場に向かいました。
「もう入場始まる時間だ…早く行こう。」
会場で花を渡そう!
貴方が会場に着くと、既に入場が始まっていました。貴方は列の最後尾を探し、並びます。
入場ゲートの手前まで進むと、
[花束/贈答品受付]
と書かれた折りたたみ式の長机が置かれていて、会場スタッフと思しきスーツの男性が花束やフラワーアレンジメント、綺麗にラッピングされた箱などをせっせと仕分けしています。
「お花でしたらこちらにどうぞ!」
貴方の手元にあるフラワーアレンジメントを目敏く見つけた男性は、そう声をかけてきました。花を初めて持ってきた貴方は男性にこう答えます。
「姪っ子に渡したいんですが…」
「それでしたら、贈られる方のお名前と、姪御さんのお名前と学年をこちらの紙に記入してください。こちらでお預かりさせていただきますので。」
男性はそういって、一枚の小さな用紙とペンを貴方に手渡してきました。
「たしか、今年で小学校3年生…いや4年生だったかな?」
貴方が用紙の記入に手間取っている間に次々と花が運ばれてきます。
「こちら、お名前は…あ、メッセージカードにありますね!このままお預かりさせていただきます!」
ふと見やると、
[○○ちゃんへ、○○より]
と書かれたシンプルで可愛らしいメッセージカードが添えてあります。貴方は先ほど行った花屋の店員の言葉を思い出しました。
「そっか…メッセージカードといっても、名前だけでも良かったんだ…」
貴方はなんとか宛名用紙の記入を終え、係の男性に手渡しました。
後日、貴方は姪からの電話で、花を受け取った事、大好きなピンク色で可愛かった事、他の子のように花をもらって嬉しかった事を聞きました。
よくよく話を聞いてみると、他の子達がいつも花をもらっているのを見て羨ましく思っていたとか。
貴方は、次の発表会にも花を贈ろうと決めました。今度はスマートに注文して、もちろんメッセージカードも添えて。


