4限目の授業が終わって教室を出たら大きい体に見慣れた顔をした人が僕の前を通り過ぎました。
呆然とその後姿を見ていると今度はそっちが僕のほうを振り向きました。
やっぱり知ってる顔でした。
仲がいいわけではないけど一応。
そっちとは中学校と高校が一緒で高校3年生の時には同じクラスでした。
でもあまり話したこともなく、話したことも全部そっちから話しかけてきたのです。
とにかく、卒業しては違う大学に進学してたから校内で、それに教室の前で会うことなんてないはずなのに。
そっちに話によると、今の学期からうちの大学院に通うことになったって。
結果的には韓国人のしょっちゅういう、近いうちに一緒に食事でもしようというウソとともに別れました。
それを言ったのは僕じゃなくそっちでした。
実はこれが初めてではないです。
6年前、そっちの通う学校に用事があって行ったとき、ばったり会ったことがあります。
その時にも、わかりやすいあのウソとともにあやふやに別れました。
やはり僕が言ってたのではなかったです。
もちろん連絡先の交換なんかしませんでした。
する気もなかったですし。
狭い世の中ですね。