第2日、7月31日(金) Oberalp(オーバーアルプ)峠~Pazzolastock(2740m)

Luzernのホテルを出たのは10時ちょい前。去年自転車ライド旅行で泊まったので少し勝手がわかるAndermattのスーパーで昼ご飯用のサンドイッチを仕入れ、Oberalp(オーバーアルプ)峠に着いたのは11時ちょい過ぎ。

 

 

後方の車がいっぱい停まっているところがOberalppass。道路の向こう側はスキーピステになっていてリフトやゴンドラ等の人工物も多いです。道路のこちら側は国立公園内でスキーピステはなく、人工物も最小限。

 

 

ここを走る鉄道の経営母体はいろいろ変遷しましたが、今はMatterhorn-Gotthard Bahnという名前。有名な「氷河急行」もここを走ります。この写真は普通のローカル列車。

 

 

更に登って、ようやく遠くの氷河が見えてきました。氷河をまとっているのはAndermattの西側にそびえるDammastock(3630m)とその周辺。

 

 

登山道は途中から山の西斜面を登っていきます。

 

 

Pazzolastock(2740m)

 

頂上到着は13:41、歩き始めから約2時間。甲羅干ししている人たちの方に思わず目が行きますが、遠くてよく見えません。近づいていくわけにも行かないし。

頂上の展望を楽しみながらゆっくり休憩して、下山に。

 

 

登ってきた道を更に進み、分岐からは東側の尾根を下ります。この尾根の南側(写真で右側)の谷が「ライン川の源流」だそうです。いっぱい分かれる支流のなかから何をもって本流とするかですが、その昔何かで読んだのは、合流点で川床の低い側を「本流」と定義するそうです。オランダのロッテルダムに流れ出るライン川、この定義で「本流」を辿っていくと、その源がこの谷になるということらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

基本的には「花より景色」に目が行くタチですが、時には思い出したように花の写真も撮ります。

 

 

更にどんどん下ると山小屋が見えてきて、その先の高台がどうやら最後の展望地点のようです。

 

 

ここで最後の休憩。更に下っていくと、

 

 

 

 

ライン源流の池、Lai da Tuma。日本語ガイドブック等では「トマ湖」と呼ばれています。ちょっと見慣れない綴りはロマニッシュ語らしいです。

実はすぐ上の小屋の所で道が2本に別れまして、間抜けな私はどちらも池のほとりに出るものだと思ったので眺めの良さげな尾根伝いの道を行ったのですが、この道は結局池のずっと上の方を巻いてしまい、池のほとりにはイケませんでした。

 

 

後はひたすら下りに下り、、、(最後に少し登り返しありますが)

 

 

帰着は17時ちょいすぎ。天気もいいのでここでビール1杯飲んで帰ります。「いっぱい」じゃなくてホントに「1杯」、それも小さいやつ。

Oberalpの駅には、

 

 

 

 

 

 

業務用機関車のほか、珍しい(?)工事車両の類が留まっています。

ここへは車で来ましたが、折角なので家族2名は登山鉄道に乗ってAndermattまで帰ることにします。私は去年の夏に友人と来た時に乗りましたので今回はパス。じゃないとあとで車を取りに来るのが大変なので。

 

 

 

 

晩ごはんはクラフトビールが飲める店で。典型スイス飯は昨日食べたので連日じゃなくても。

 

 

こちら、この日から2泊するホテル。風情がある建物ですが、ちょっとボロかったです。ま、お値段相当か。

何はともあれ、いい天気でピークにも登れたので満足の一日でした。