フランクフルトの東北東に直線距離で100㎞ほど、ヘッセン州の東の端っこ、南北では真ん中あたりのところにWasserkuppeというなだらかな山があります。海抜950m、なんとヘッセン州で一番高い山です。大阪府の最高地点より低いですが。。。

 

ほぼ頂上まで立派な車道がつながっていて、てっぺんの草斜面では冬はスキーやそり遊び、それ以外の季節はドライブやバイクのツーリング客で賑わいます。あとこの界隈はラングラウフスキーにも適した地形で、私もなんどか滑りに(歩きに)行ったことがあります。ロード自転車で走っても気持ちよさそうなところですが、フランクフルトから全部走るとざっと片道130㎞なのでなかなかその機会無く。

 

ですが最近、走り屋さんのN+Nさんが、行きは自走、帰りは途中から列車で帰るってパターンで行ってきまして、その時のYouTube動画がなかなか素敵だったので自分も行こうかなと。ただフランクフルト近辺は車も多いしさほど魅力的な道でもないので、途中まで列車か車で行って「美味しい所だけ」走る計画で。初めての所、しかもちょっと遠い所を一人で走るのはちょっと心細い(万一事故とか考えると)ので仲間を誘いました。結局付き合ってくれることになったのはMさん一人。

 

同じ日に走り屋さん3人はフランクフルトから自走で同じルートへ。こちらが先行して途中で追いついて(追い越して)もらう計画でしたが、結局こちらのスタートが遅れて3人は先行してしまい、我々は終始2人だけで走りました。でもまあ、走り屋さん3人とはペースがずいぶん違うので別行動で結果正解だったかなと。

走ったルートはこんな感じ。フランクフルトはこの地図に入っていません。

 



スタート&ゴール地点はBad Soden-Salmünster駅。

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列車参加も可能なように考えて駅前発着としました。あとこの街にしたのは帰路のルートで車の多いB道路(連邦道)を避けたかったからですが、、、結局帰路は時間切れもあって最短の旧B道路経由で。

駅裏駐車場で1日1.5ユーロの駐車券を買おうとしたら、機械は1.5ユーロちょうどしか受け付けません。手元にあるのは2ユーロ玉のみ。まあ見回りきそうにないし、来ても罰金20ユーロくらいだからいいかと思いつつも、すぐそばに無料駐車場があったのでそちらに移動したりして、スタートは10時15分頃。

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スタートからまだ20分かそこらの場所ですが、この通りすっきりした景色で快適です。わざわざ車に自転車積んで走りに行くのにちょっと抵抗あったのですが、最初から田舎道を走れるってのはやっぱりいいですね。ちょっとガソリン消費しますがご勘弁。(列車にすればその気兼ねもなくなるのですが、毎時1本なので帰りがちょっと不便。)

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ルートはNさんのお勧めに従いました。途中Schülchternから谷沿いの主要道(L3292)を外れて、峠越えの旧道らしき道(L3029)。一段と良い感じです。

一旦次の谷まで下って高速A7号線をくぐるあたり、もらったルートは連邦道B279を走るのですが、地図によると並行して自転車歩行者道があります。こっちがいいかな、、、と進んだら、途中で地道になりました。結構じゃりゴロゴロの道だったので諦めて引き返し、しばらくB279で。(写真なし)

 

次の街Thalauからは、今度こそ全面舗装らしい脇道があったので再度そちらへ逸れて、次の街SchmalnauからはNさんに貰ったルートでも自転車歩行者道。並走するB279よりアップダウンが多い感じですが、でもまあ車ブーブーよりいいか。途中、同じく並走する鉄道を向かってくる列車とすれ違ったので1枚。

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鉄道終点のGersfeldはやや大きな街でして我々も小休止。トイレ行きたかったし。

 

地図データによると街中心の標高490mとのこと。ここから本格的な登りとなります。目指すWasserkuppeの一般車道最高点は910m、標高差420mを8.3㎞で登るので平均5.1%ですね。フランクフルトそばのGross FeldbergをUバーン終点のHohe Markから登ると、590m/11.8km、平均斜度5%です。Feldbergより少ないと思うと気が楽になります。

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途中、「海抜600m」と「海抜700m」の標識は写真を撮りましたが、他は見落としました。

 

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Gersfeldから36分ほどで一般車道最高点到着。周囲にはホテル、食道、土産物屋、グライダー博物館などがあって賑わっています。道路の東側がわりと平らな台地で小さな飛行場になっていて、遊覧飛行の小型機のほかグライダーが多数います。

道路の西側がもう少し高くなっていて、そのてっぺんにレーダードームが建っています。一般車は入れませんが、舗装された道路を徒歩や自転車で行くのは自由。

 

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その向こう(西側)が広々とした草地の斜面で、パラグライダーが大勢います。でも離陸って結構難しいんですね、結局10分ほど見ている間に飛び上がった人は一人もなし。(写真に写っている人も結局離陸できず。)

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車道まで戻って、飛行場脇の食道で昼食。オニギリも持ってきてはいますが、帰路でお腹がすくと困るので1個温存。

下りは来た道とは反対側、最初北向き、そのあと西向きの道を降ります。路面状態がそんなによくないのであまり飛ばさずに慎重に。同じ理由で下りの写真はありません。

どんどん下って、DBの幹線と高速道路も走る広い谷に出たところがNeuhof。線路をまたぐ陸橋から、間近にそびえるボタ山を1枚。

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元の予定ではこの先反対側の山を通って帰るつもりでしたが、てっぺんでゆっくり休憩して時間も押しているので最短コースで帰ることにしました。DB幹線と高速道路にほぼ平行に走る旧道、おそらく高速道路が完成する前はトラックがブンブン走る主要国道だったと思われる道。広い谷底を進むルートなので登りも最小限かと期待したのですが、、、結構登りました。Fulda方面に向かって流れるFriede川と、フランクフルト方面に向かって流れるKinnzig川の、分水嶺越えなんですね。ちなみにDBはこの峠はトンネルで通過。

峠の西側は結構急な坂道で、これを下りきった所がSchlüchternという街。往路はここで南東へ向かう旧道に逸れました。ここから終点まで15㎞ほど、あとはもう下り一本のはず。よって、ここでアイス休憩に。

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この季節の天気の良い週末の午後の常として、アイス屋さんには行列が出来ていますが、今日のは幸い5分待ちくらいで。

更に数キロ下るとSteinau、日本の旅行ガイドブックにも出ている街です。

 

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「グリム兄弟ゆかりの地」だそうで。そういうのはドイツのあちこちにいっぱいありますが。。。 なんか気分はもう帰宅後のビールのことを考えていたようで、あまり真面目に写真撮ってませんでした。

車を置いたBad Soden-Salmünster帰着はたぶん18時ちょいすぎ。(Steinauの写真時刻から推定)

最後の30㎞ほどは車の多い主要道路だったので雰囲気もそれなりなのは仕方ないですね。それまでの100㎞はずっといい景色でした。また来てもいい所だなと。

ところで、、、途中何度か、GPSナビに入れたルートと並行して走る自転車道の標識を見かけてそちらを走ろうとしたのですが、、、そのうち3回、途中で舗装が切れて諦めて引き返しました。最後の最後でもう一度「舗装切れ」に出会いましたが、ここはその先まで見えていたのでそのまま突破。前もって調べれば舗装か非舗装かは大抵は分かるのですが、行き当たりばったりはダメですね。

 

最後に、N+NさんのYouTube動画はこちら。