クリーンもそうですが、スナッチは特にセカンドプルとその前後のフォーム・タイミングが大切です。

私はウエイトリフティング競技10年目に、ようやくそのタイミングの小さな手がかりを見つけることができました。自覚不足によるケガや驕りから、かなりの時間ロスと遠回りです。

ポイントは臀部と太腿への力の入れ方と抜き方。最良のタイミングで臀部と太腿の力を、セカンドプルを利用してバーベルに伝えます。

私のクライアントであるバスケチーム専属のフィジカルトレーナーの方は、私が伝えたフォームのポイントを毎日、部屋掃除用のほうきを使って夜遅くに部屋で黙々と練習しているそうです。

私も現役時代はタオルや細い棒のようなものを使って、自室で2時間くらいフォームの練習を毎日していました。

ウエイトリフティングのフォームは、気の遠くなるような動作繰り返しの作業から、ほんの1ミリずつ良い形に向かうものだとつくづく感じています。