noriのブログ

物の見方の違いについて、ふたつのおもしろいストーリーを紹介します。
どちらも下記参考文献から引っ張り出したものですが、少し変えています。

①ストーリー1 参考文献「7つの習慣」

ある日私が地下鉄に乗ると乗客は皆とても静かに過ごしていた。そこに男性が子供を連れて乗り込んできた。2人の子供は走り回り、騒ぎ散らしていた、明らかに他の乗客に迷惑をかけている。

しかし、その父親と思われる男性は見て見ぬ振りをし、注意しようとする気配が全く感じられない。見るに見かねて我慢できなくなった私は、その子供の父親に「周りの迷惑になっているので、もう少し子供を落ち着かせてはどうですか。」と言った。

するとその男性は「つい1時間前に私の妻が・・・、あの子たちの母親が病院で息を引き取ったのです・・・、私もいったいどうすればいいのか、子供たちも混乱しているみたいで・・・。」と言った。

私の彼への気持ちは一気に「腹立たしい」から、「深い深い同情」へと変わった。

これは、我々が全く同じもの、同じ場面、同じ人を見ていても、自分の価値観や見方の違いだけで、どれほど大きな認識の違いを生むかの事例です。

自分の勝手な思い込みや状況判断、現状をよく理解せず情報不足の状態で、ものごとを見ていることは、日常生活において多々あると思います。よくよく己(おのれ)を振り返ってみて考えてみましょう。


②ストーリー2 参考文献「7つの習慣 ティーンズ」

ある日女性が大好きなクッキーを空港で買った。搭乗手続きまでテーブル席で新聞を読みながら待っていたが、自分の前の席に男性が座り、なんと机の上にあるクッキーを食べ始めた。

女性は驚くと同時に、なんて厚かましい人、と思いながらも、文句を言って騒ぎを起こすのが面倒なので、自分も黙々とクッキーを食べ続けた。男性も一枚一枚口に運び続ける。女性のイライラは募るばかり、「信じられない!」と思った。

その内袋の中のクッキーが最後の一枚になった。彼女がこの最後の一枚を見ていると、男性はその一枚を手に取り、半分に割り、にっこり微笑んで女性に手渡し、残り半分は自分で食べ、暫くすると去っていった。女性は「ほんと!なんてずうずうしい人なの!一言の礼も言わないなんて!」と思った。

搭乗時間になり、チケットを探す為彼女がカバンに探っていると、なんと食べたはずのクッキーがカバンの中にまだあるではないか!彼女はとても驚き、息を呑んだ!「ここにクッキーがあるということは?!」

そう!厚かましくひとのクッキーを食べていたのは、彼女だったのだ!そして最後のクッキーまで半分に分けて手渡してくれていたのが、その男性だったのだ!」

その瞬間彼女にとって「腹立たしく厚かましい男」は瞬時jに「とても心優しい男」に変わり、彼女はその場で赤面した・・・。

このストーリーも、起こった出来事に対する、自分の「思い込み」や「見方」の変化により、解釈が大きく変わった事例である。

我々の周りでも普段の生活において、こういった思い込みや価値観の違いにより、物事をありのままに見られず解釈や判断をし、自分の勝手な想像の中で世界を創り上げ、クッキーの女性同様に負の感情を他人やもの事に対して抱いていることが、起きているかもしれない。

松下幸之助が「素直な心で、ありのままを見る」ことをとても大切にしたが、このストーリーについて考えればそれがよく理解できる。
つまりは、もの事をみるときは、自分がどの様な見方をしているかよく認識する必要がある。