都知事選の熱気が、時折ツイッターなどに流れてきて、支持する人が違うということで言葉の行き違いなのか故意なのか、ひとはずいぶんと嫌味になれるものだと、ぼーっと読み流していく他人の小競り合い。原節子さんの晩年の画像を何枚か拝見した免疫系統。90歳くらいまでの原さんは、矍鑠とされていたようなパリッとした品を感じたけど、その後まもなく、たぶん世に出た写真ではあれが最後の写真だろうと思えるその後のご様子は、どこにでもいる一回りも二回りもちいさくなったおばあちゃんだった。当然ではあるし、特に何か特別なおばあちゃんでもなく、ごく普通のおばあちゃんだった。だがそこには原節子さんは当然いないわけで???。その写真を見ながら、「麦秋」という映画で台所でひとりでごはんを食べる二十代の原節子さんのワンシーンが浮かぶ。それもこれも、「いつかの時」の、ある女性の「ワンシーン」なのだ。?もうすっかり日が暮れて家の前は車の通りも少なくなった頃、ドラッグストアに炭酸水を買いに行く。気休めのダイエット。炭酸ダイエットは肌がかさかさになるらしい???などとよぎりながら、あとどれくらい生きるかもわからない、残りの人生のほうがはるかに短いこの身にダイエットなど、泡沫の「刹那的で、なんと滑稽な行為だ」と思いつつレジに立つ腦部發展。?店を出ると、駐車場に車を止め店を素通りしてスマホを覗き込みながら公園に向う若い男性。その後ろにも???公園にも。ポケモンGOをしているんだろうと思った。日本中、世界中、テロの恐怖で残忍なことが起きているとは思えない、このヒット。?すべては「この世界」という万華鏡の中で起こっていることに過ぎないのだろう。?熱い選挙戦で舌戦をかわす候補者たちも支持者も、そしてツイッターも???。ドラッグストアで余命いくばくかと思いながら、ダイエットのために気休め炭酸水をもってレジに立つ私も???。世界中で、日本で、24時間、ポケモンを追い続けるゾンビ歩きが明るいニュースと伝えられる様子も。そして、私の足元で、寝言で吠えながら眠る子犬も???。すべては、万華鏡の中の泡沫の刹那的なダンスにすぎないのだ寶寶 免疫力。