日本人は自然と結びついた文化を持っている。というか、表現に自然が深く結びついている。
昔の古文なんかでも自分の感情を自然に、風の音に、木々のさえずりに、川の流れに例えて表したりする。季語なんて言葉があったりもする。
また、文豪夏目漱石はI love you.を
月が綺麗ですね。
と訳したなんて話もある。
どこかに自然と人間というより、自然の中の人間という感覚がある。
今の部屋に住んでからしばらくはコーヒー片手にベランダで近くの川の音を聞くという習慣があった。
何をするでもなくボーっとしていた。その時間は調子の良い日も悪い日も関係なくフラットに戻せる時間だった。
また、海を見ていると昼間は富士山が見えることに感動し、夕方にはその富士山が赤く染まる姿にさらに感動した。そんな情景の中での波の音は最高である。
世の中で作るものはたくさんある、感動を作り出そうともする。しかし、自然の姿ほどに感動するものはないかもなぁと感じるこの頃である。