ことばはその人間とヒモ付き。 | めろんぱんの皮のブログ

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あるテレビにもよく出演するIT長者が、

寿司職人になるために何年も皿洗いをしたり、下積みをするのはバカ、すぐに寿司を握るテクニックを勉強すべきと発言したらしい。

この言葉について、他の芸能人が、この言葉自体にはある種納得できる部分があるのに釈然としないのは、この言葉が皿も一枚も洗ったことのない人間が発言してるから、何十年も寿司を握ってる寿司職人から出た言葉ではないから。

と言っていた。
人間の発言、言葉はその発する人間とヒモ付きになっていて、その発言自体では意味合いは半分位しかなくて、もう半分は発言者の人間性に委ねられる所がある。

だから、場面場面でどこかで聞いたことのあるセリフを出した所で説得力を持たない。
大切なのは真にその言葉がその人間から発せられたと感じられるか、そして、それが聞いている側に伝わるかである。

これは一日二日でどうこうなるものではない。どう伝えたら一番伝わるかを考える必要もあるし、かつ、その言葉が作り物でないかと自問自答したりする必要もある。

しかし、これは考える時間がある時の話で、会話にはそんな時間はない。ということは素直に言葉にするしかない、表現するしかないのである。言葉に詰まるだって表現の一つだし、逆の言葉を言うのだって表現の一つである。

大切なのは小手先の表現に頼らないことかもしれない。
大切なのは伝わるということの気がする。そして、聞く方の感受性も大切なのかなと思う。

それが気が合うというやつなのかなと思う。