人間関係は手綱だ。
状況によってその手綱を離してしまうことがある。しんどいことがあると特にである。
年を重ねると自然とその手綱を気づかず離してしまう。
時にその手綱を離さないと自分もしんどいことに巻き込まれる可能性もあるのである。
だから、人間は一定の距離を保つ。
しかし、そんなしんどいことがわかっていても離したくない手綱というものもある。家族、友人、大切な人。これらの手綱はしんどくとも離したくないと思う時がある。
そんな人がしんどい時に自分が何をしてあげられるかなどわからない。というか、できることなんかないのかもしれない。
でも、
それでも一緒に悩むことはできる。そばで話を聞くことはできる。
何もできなかったとしても、わかろうとする気持ちだけは捨てたくはない。
わかろうとして、相手の気持ちを知って、自分ができることを、したいことをしたいと思う。
しんどいというのは、それだけ関係が近いからである。
楽しい時だけ一緒にいてなんて関係を僕は望まない。
楽しいも悲しいも怒りもすべて受け入れた上で、大切な人とは関係を続けたいと願う。
そんな大切と思える人は僕の周りには数える位しかいない。
だからこそ、その数少ない大切な人だけは、手綱を吹き飛ばされそうな瞬間でも離したくないと思う。