キングオブコント2021の準々決勝 3部に行ってきた。
玄人の私の目から見たネタの点数と感想を述べていく。
ネタ時間は5分間。
なるべくネタバレしないように書いているが、
確実に準決勝進出しなさそうなコンビは少しネタバレしている。
個人的に面白いと思ったコンビは赤字している。
Iブロック
そいつどいつ 87点
「乗っ取り」
お得意の繰り返しネタ。
完成度の高いネタだったが、
過去の「取れない」のネタを超えれなかった印象。
ライバルは過去の自分たちということだ。
精進してほしい。
もしもし 76点
「ひと夏の思い出」
学生演劇のような印象。
そこが持ち味なのかもしれないが、
準々決勝の舞台にはふさわしくなかった。
レインボー 88点
「今夜は楽しむ」
やはりジャンボ君のキャラは面白い。
彼の表情や話し方は笑ってしまう。
池田君の女性役のリアルさも絶妙だ。
翳りゆく部屋 82点
「パン屋の面接」
偏見ネタで、切り口は良かった。
ただし、展開がなく単調に感じたため、
構成としてもう一つ仕掛けが欲しかったところ。
サルゴリラ 85点
「刑事」
バカバカしいネタで、彼らの良さがよく出ていた。
後半にかけて笑いが少なくなってしまったので、
前半の流れをひっくり返すような展開があっても良かった。
![]()
Jブロック
サスペンダーズ 80点
「PR会議」
まさかの不発。
昨年からテレビでも取り上げられ、
勢いはあるはずなのだが、
会場に受け入れられていなかった。
笑いどころやフレーズにやや共感しにくい部分があったため、もう少しわかりやすいネタでもよかったのかもしれない。
来年に期待だ。
THE GREATEST HITS 87点
「二択」
客席一体型の楽しいネタだった。ウケも良好。
審査員には評価されにくいかもしれないが、
私は好きだ。
トレンディエンジェル 83点
「ライブ警備のバイト」
漫才のような掛け合いがメインのネタ。
掛け合いは面白かったが、
設定的に歌ネタを期待してしまった。
はなしょー 83点
「デスゲーム」
この設定で来ると、
どうしてもチョコプラのネタを彷彿してしまうが、
違う角度から笑わせてくれたので良かった。
シンプルで笑いやすかったが、
もう少し深みが欲しかったところ。
サンシャイン 90点
「親友のノリ」
彼ららしい青春コント。
この泥臭くも爽快な世界観は素晴らしい。
観終わった後の余韻の残る良いコントだった。
Kブロック
相席スタート 83点
「女性へのプレゼント」
ここは当然のようにウケると思っていたが、
まさかの低調。
やや設定と展開がベタ過ぎたか。
例年下ネタが混じったネタで決勝に行けてないので、
決勝を意識して爽やか目のネタにしたのかもしれないが、裏目に出たか。
もう少し山添君のクズキャラ等の持ち味が生きるネタの方がよかったかもしれない。
ダイヤモンド 82点
「ラーメン屋」
彼らならではのテンポは健在。
ただ、展開や盛り上がりには欠けたか。
彼らにはもっとシュールで尖ったネタを期待したい。
霜降り明星 89点
「ばあさんが死んだ日の夢」
仮装大賞のようなネタ。
普段の彼らの漫才とは違うスタイルで勝負しているのが好感が持てる。
最後のオチがきちんとハマったのはお見事。
知名度も込みで、決勝進出する可能性は高いだろう。
GAG 86点
「先輩芸人」
トリオならではのわちゃわちゃ感は彼らならではだろう。
ただし、このネタで決勝は見えない。
会場ウケはそこそこ良かったので、準決勝には上がれるかもしれないが。
Lブロック
Gパンパンダ 81点
「俳句」
彼ららしいインテリ感のある、理論的なネタ。
台本は悪くないので、あとはもう少し演技力を付ければ強くなるぞ。
カゲヤマ 79点
「デスルーレット」
最初の笑いどころで引き込めなかったのできつかったか。
客席の疲れもあって、笑いは少なかったが、
アイデアは悪くなかったと思う。
アイロンヘッド 91点
「やる気のアルバイト」
ばかばかしくて面白い。
音響も効果的で、テンポも良い秀逸なネタ。
Mブロック
アントワネット 84点
「中華屋と大学生」
きちんとした設定と仕掛けがある良いコント。
彼らは王子キャラの漫才師のイメージがあったが、
こんなしっかりしたコントをしてくるのは良い意味で意外だった。
後半になるにつれ大学生役の彼が、サスペンダーズのような喋り方になっている気がしたのは私だけだろうか。
ファイヤーサンダー 85点
「合言葉」
新ネタのはずだが、既視感のあるネタ。
彼らの過去ネタ「恐怖の館」の変形パターン。
設定の枠から抜け出さない一昔前のコントの印象。
元祖いちごちゃん 86点
「山と川」
独特な間と世界観が心地よかった。
スリムクラブの後継者。
男性ブランコ 95点
「ボトルメール」
キャラと演技と構成すべてが完璧な本日で一番面白いコントだった。
ラーメンズとシソンヌの良いところを抽出したようなコント。
ワードセンスが高く、秀逸なフレーズが多かった。
観終わった後のカタルシスも素晴らしい。
個人的に毎年彼らを応援しているが、今年こそ彼らを決勝で観たい。
ロビンフット 81点
「身ぐるみはがされた」
会話メインの渋いコント。
設定の範囲内のベタな展開で爆発力がなかった。
前の男性ブランコがウケすぎて、お客さんが疲れていたため、
笑いが少ない状態になっていたのは少し不運か。
【総評】
全体的に重めの空気感だったが、
その中で大きな笑いをとれたコンビは本物だ。
去年の準決勝進出者が34組だったので、
私が観たこの日の第3部から準決勝に進出するのは4、5組だろう。
私が準決勝進出者を選ぶなら以下の4組となる。
サンシャイン
霜降り明星
アイロンヘッド
男性ブランコ