前回ワタリウム美術館で開催された設置音楽に次ぐ第2弾。坂本龍一 with 高谷史郎 ｜設置音楽 2 IS YOUR TIMEへ。素晴らしいの一言。ピアノの頭の中はこうなっているのか？こうして音が音楽が生まれるのか？音の原点を旅しているかのようだった。怒り、悲しみ、喜び、楽しみ。それらが音と光の中で。真っ黒のスクエアの中に誰もが舞台役者のように、立ち位置を決め音を浴びる。まるで台本のない(もしかしたら音によって操られてるのかもしれないが…)ひとつの、その瞬間の舞台かのように美しい光景として心に映った。是非この設置音楽には漆黒に身を包み足を運んで貰いたい。そうしたらより音と、ピアノと一体化出来ると思う。また行きたい。今度はそうだな、ひとりではなく誰かと。偶然を装うかのように黒いスクエアにて。
