ミウラドルフィンズに高所テストを受けに行きました!
モンブラン4800メートルを登るにあたり
自分が高所でどんな症状が出るかを知り
対策を取っておくことはとても大切なこと。
初回はまず140分のテストを受け、
その後90分のトレーニングを2回行う予定です。
運動できる格好に着替え
まずは身長体重、血圧、階段を上る速さなどを測定。
その後脈拍を測る機械を指に付け
低酸素室に入ってプログラムの説明を受けます。
全然気づかなかったけど、その時すでに4000メートル分の酸素量しかなかったみたい。
窒素量を増やすことで低酸素状態を作っているとのことです。
苦しくなればドアの外に出るだけだから安心。
座っていてもまったく何にも感じないほど
体感はありませんでした。
でも測定器を見ると、通常の酸素量で95くらいあった数値が
85くらいまで落ちてる!
慣れると体感でわかるようになるようですが
自覚がないまま酸欠になってるって怖いんですね~。
ちなみに病気のときは90を切ると呼吸器が必要なレベルのようです。。
その後踏み台昇降運動をすると
75くらいまで数値が下がりました。
それでもいわゆる高山病のような自覚症状はなし。
強いて言えば少しぼんやりするくらい。
でも同室の方は、頭痛を感じたり、数値が60くらいまで下がる方もいて
個人差があることを実感しました。
踏み台昇降のリズムに合わせて呼吸法を教わりました。
ろうそくを消すように、勢いよくフッと吐いて吸う、を繰り返すというもの。
不思議なことに5回くらいその呼吸法を行うと
数値が増えて90を超えるように!
こんなに呼吸で酸素量が変わるなんてびっくり。
誰でも同じ呼吸法が効果的なわけではなく
数値が上がらなかった方は、いくつかの呼吸法を試して自分に合う呼吸法を練習していました。
酸欠になる前に高山病の症状に気づき
呼吸法で対策を取ることが大切なんですね~。
その後30分ほど低酸素室で睡眠をとります。
寝ている時は実はかなり体力を使うらしく
運動時と同じだけの低酸素状態になるようです。
寝れないときは体の防衛本能でもあるようなので
無理に寝なくていいらしい。
でも低酸素で眠くなるわたしは、トレーニング中も忘れて爆睡しました…(笑)
そんな寝ている時間も含めて
トレーニング中の数値の推移を示した測定結果がシートで出てきます。
増減はあるものの極度に下がる体質ではなさそうでした。
高山病体質の方は50くらい(必要な酸素量の半分くらい)まで下がってしまうこともあるようです。
苦しいとか痛みなどはないのでほっとしましたが
実際はこれに800メートル高度が上がり
重たい荷物も傾斜もあります。
ヨーロッパのガイドはペースが速いらしいという噂も。
落ち着いて忘れずに呼吸をしていかないとですね。
あとトレーニングは2回、頑張ります