先日、久しぶりに焼肉でも、と思い、家族3人で市内の韓国料理店に行きました。
入店してテーブルに着いたとたん、各種キムチやチヂミ、小魚の佃煮などが乗った小皿がテーブルに並べられ、なんとなく華やかな雰囲気です。プルコギと豚の三枚肉を頼むと、鉄板でジュージューと焼いてくれました。

ここ数年、蒸留酒一本槍の私は韓国焼酎ジンロの小瓶を注文し、肉が焼けるまで、ショットグラスで飲んでいました。
どういう製造方法なのか知りませんが、ジンロは甘い口当たり。でも、その甘みがくどくなくて飲みやすく、スムースに喉を通る楽しいお酒。喉に負担がないせいか、さほど飲んだ自覚がないのに気がついたらかなり酔っていた、なんてこともありますが。

焼けた肉とキムチを生の白菜の葉に乗せ、スパイスにニンニクのスライスや唐辛子のかけらも加えて包みます。そのまま大口を開けて「ウム」という感じでほおばり、しばし咀嚼。
当初は白菜に舌を取られて味がよくわからないのですが、噛むうちに白菜の隙間から肉とキムチの味が見え隠れし始め、次第にはっきりしてきて、そこにニンニクと唐辛子の辛味が加わり、なんともいえないお味になります。嚥下した後も口中の粘膜に毒のように張り付くニンニクと唐辛子の刺激。それをジンロの甘みで洗い流すと、ほーっと息が漏れる。なんだか一仕事終わったような気分になります。

少々腹が落ち着いた頃。
気がつくと私のジンロのグラスが空になっているんです。
あれ? おかしいな? さっき注いで、その後は飲んでいなかったはずだけど・・・。
娘でありました・・・。しまった。焼肉に夢中になって、娘に注意していなかった。
こちらが目を離している間に自分の飲み水と間違えて飲んじゃったようです。甘い口あたりに特に抵抗感なく、飲んでしまったのでしょう。

まぁ、飲んでしまったものはしょうがない。吐かせる訳にもいかないし。
さて、この自閉症児、酒を飲むとどうなっちゃうんでしょう?
興味津々で観察しておりましたら、確実に酔ってるんです、こいつ。
顔の血色が良くなり、頭を盛んに振って上機嫌。ケラケラと笑い、しかし、少々目が回るのか、時々おでこに手を当てて考え込むようなポーズをとってみたり。
こいつ酔ってるよー、イッチョマエだー、などと指をさして笑う両親。
そのまま楽しい雰囲気で夕食を終え、帰宅。娘はソファに直行し、ぶっ倒れてそのまま熟睡。2時間ほど眠って起きた彼女は、「お水飲ませて」と要求。ごくごくと大量の水を飲んでいました。「酔いざめの水飲みたさに酒を飲み」と、古川柳に歌われるほどです。やっぱり酒の後の水はうまいんだなー。
その直後、盛大なゲップを吐き、それがすさまじい臭い。
ゲップの臭さもイッチョマエ。