「最高の人生の見つけ方」という映画。私は見ていないのですが、その中で語られる「世界最高のコーヒー」について、知人が教えてくれました。
完熟したコーヒーの実を野生のジャコウネコが食う。その種子は消化されず糞に混じって地面に排泄される。その種子を集めて洗って乾燥させ、焙煎して挽いて淹れたコーヒー。これこそが世界最高のコーヒー、なんだそうです。
希少価値があるのはもちろんですが、木に着いた状態で完熟しているのでフルーティな香りがあり、また、ジャコウネコの消化器官を通過するうちに強い渋みなどの元になる部分はすべて消化されるため、非常にまろやかな味になるんだとか。

話は変わりますが、ルアンナムターでは多くの農家が養蚕を営んでいます。
日本の養蚕産業のように大規模なものではなく、軒下にしつらえた虫小屋でカイコ蛾の幼虫を育て、繭を作らせ、絹糸をつむぎ、機を織る、という、非常に小規模な養蚕。
そのカイコが排泄する糞を集め、天日干しにしている農家がいます。肥料として畑にまくのかと思ったら、なんとお茶として飲むんだそうです。
聞くところによるとカイコが持つ消化機能は非常に効率が悪く、大量に食べる桑の葉のほとんどを消化しないまま排泄してしまうんですって。
天日にさらして水分を飛ばした蚕の糞をコップに入れて熱い湯を注ぐと、即席桑茶の出来上がり。農家のオバサンによると、健康維持のためには欠かせない飲み物なんだとか。

ジャコウネコの完熟コーヒーも、カイコの体内を通過した桑茶も、私は飲んだことがないのですが、ちょっと魅力的に聞こえます。
その味にも興味がありますが、身体の中を通ったものを再び体内に入れることにどこかミステリアスなものを感じているようなんです。
これは一種のスカトロ嗜好でしょうか?

考えすぎ?