相撲の起源は稲の豊作を占う儀式にあるそうです。
ある村の稲の収穫量が別の村のそれと比べて多いか少ないかを占うために、各村の力自慢が闘ったらしい。勝った村は負けた村よりも豊富な収量となるであろう、という、まぁ、もちろん特に根拠があるわけではないので現代から見れば他愛ない風習ですが、昔はその年の米の作柄は最重要事項。我々の御先祖様たちはみんな本気でやってました。
村から選出された力士は、勝てばヒーローですが、負けた場合は「縁起が悪い」ということで同じ村の人々によって殺されてしまうことも多かったらしいです。
というわけで、相撲力士は皆、郷土の人々の希望を背負い、命がけで土俵に上がる者だったのです。

最近の相撲は外国人力士が多くて面白くなくなった、などという声がそこここで聞かれるようになりました。考えてみれば、外国人力士は遠い異国から来た人たちで、我々の代表ではない。面白くないのも当然かもしれません。
大相撲をもっと面白くさせるには、いっそ、原点に戻ったらどうでしょうか?
普段プロ野球を見ないけど、夏の高校野球には熱くなる、というヒトは多いです。そういうヒトはたいてい、出身県の代表校を応援するでしょう? 
大相撲もこれでいくんです。県対抗の大相撲。
これは面白いと思います。ファンも増えるし、観客も絶対に今以上に燃える。

具体的に想像してみましょう。
各都道府県が相撲部屋を設立・経営します。全力士はそれぞれの出身県が経営する相撲部屋に所属し、親方以下のスタッフもその県の出身者に限ります。力士を強く育てるためには力士個人の資質だけでなく、県が相撲事業にかける予算なんかも大いに関係してきます。
大相撲協会は単にトーナメントのマネージメントと、力士の昇進・降格を決定するだけの機関になります。
年6回の場所に参加するには、各県が力士ごとに参加料金を協会に支払います。この参加料金は力士のランクによって料金が異なり、横綱の参加料金が一番高い。だから強い力士がいても県の財政が弱いとか、その力士が県民に不人気で支持が得られないとかの理由で、出場が難しくなったりするんです。この辺の不都合もそれなりに面白くなるでしょう。

稲作に更に強く関連させるために、力士の四股名も各県名産の稲の品種にちなんだものにするとか。
うーん、いいなぁ。
宮城部屋のササニシキと新潟部屋のコシヒカリの大一番とか、見てみたい。

・・・悪ノリしすぎ?