石丸市長と市議会議員の確執が、

何年にもわたって続いていて、

非常に興味深いです。

 

 

試しに直近のいくつかの議会中継も見てみました。

 

 

正直、一部議員の質問、何が聞きたいのかさえ

全く要領を得ないものが多く、

勉強不足甚だしいと感じられるものがありました。

年齢の高い方が多く、もうこれは人を変える以外、

未来永劫変わらないでしょう。

 

 

この時点で、政策的な面での勝敗は

残酷なまでについてしまっているといっていいでしょう。

逆に言うと、こんなレベルでも、議員という立場を

何となく守ってこれたのが今までだったという事。

 

 

だからこそ、彼ら市議の多くは、

手続き論でしか抵抗できないし、存在価値を

示すことができないのでしょうね。

 

 

一方で市長は、とびぬけて頭脳明晰。

市の財政状況のひっ迫度合いを考えれば、

まともな議論ができない相手であれば、

正直手続き論など無意味だという合理主義者であるのと、

 

 

政策の意思決定をするというプロ意識が強い分、

長年ぬるま湯につかってきた議員連中の居眠り・

抵抗のための抵抗が許せず、徹底抗戦。

 

 

 

色々よむと、市長頑張れ、ダメ議員辞めろ、

という声が多く、勧善懲悪が大好きな日本人らしいなと

思うのと、そう誘導する市長も相当な策士だと感じます。

 

 

 

ここからは私の主観になりますが、

頭脳明晰で策士の現市長であっても、

この人では多分行政はよくならないと考えています。

その理由として、

 

 

〇市議に対し暗にあなたたちは頭が悪いと言ってしまう場面が多い

→議員に対して、小学生でもわかる・・・

みたいな言葉をよく市長はおっしゃいます。

言わんとすることはわかるのですが、

年長者への最低限の敬意は人間として払いたいところで、

だからこそ言葉遣いは、組織の長として特に気を付けるべきところ。

本音を隠さず言語化するのはリーダーとしてどうかと思います。

 

 

〇住民が市議の味方をする可能性がある

→こうやって、一部の案件が対立で進まない事によって、

損しているのは住民。でも抵抗している市議を選んだのも住民だから

住民に責任を感じてほしい、が市長があえて停滞を

選んでいる理由だと私は認識していますが、

結局そうなると、一部市議がその反作用で

市長ネガティブキャンペーンを打ち、年の近い高齢者を必ず

味方につけようとしちゃうんですよね。

よって、市長の思うような来年の市議選の結果にならないとみています。

感情的かつ大きな対立は、将来にわたって禍根を残しますし・・・。

 

 

〇敵の弱体化は、笑顔で握手しながら足を踏むしかない

→現職市議の弱体化は、有権者もいることなので、

市長一人で一朝一夕には為せないと思います。

要は、議会の主流派切り崩しがポイントになり、

今の市の現状だと、政治グループ立ち上げ→市長与党形成

しかちょっと思いつきません。

 

普段は、多少彼らの求めている事前ネゴにも応じながら、

確実に進められることは進め、市民の期待にもこたえつつ、

水面下で彼らの政治力をそぐための味方・組織づくりを進める。

 

 

 

そういう方法は彼は一切取る気がないようなので、

対立をあおって終わりになっちゃう気がします。

 

だからこそ、今のスタイルのままなら2期目も同じ

感情的対立をひきずったままの4年間に

終始しちゃうことが心配です。