中三の娘、部活含めた学校生活に
ずっと苦労してきました。
学校行きたくない、部活行きたくない、
数学が嫌だ・・・
妻が頑張って本人を叱咤激励したり、
学校に掛け合ってきましたが、
なかなか根本的な解決に至りませんでした。
思春期という難しい時期なので、
つい正論を直球で投げてしまう妻の
スタイルは通じづらかったのかもしれません。
妻から助け舟が来たのもあり、
数か月前から私が主体となって対応しています。
私は妻とは正反対のアプローチをとりました。
娘にとっての安全基地に徹するというアプローチです。
これは、甘やかすという事とは違い、
彼女の言うことを極力受け入れ、
彼女が困っている事の解決に本気で動く事により、
彼女の安心感を醸成するというアプローチです。
たぶん、娘の中では、私も含め、親の彼女への正論が
何よりもつらかったのではないかと感じています。
本当の意味での自分の味方がいないと。
こういう場合は、まずは親が味方になり、
すべてを受け入れていく安全基地を作ることで
状況が劇的に改善する。
以前、とある医師が書いた本を参考にやってみたのです。
具体的には、
1)嫌いな部活に行く行かないは本人に選択させる。
→部員ともめ事がありここ何か月は休んでましたが、
その選択も尊重しました。
→とはいえ、このままフェードアウトでは、
受験への影響が確実にあることを本人に伝え、
最後復帰するか否かを本人に選択させ、復帰する判断になりました。
もちろん、顧問にもまずは私から復帰にあたり頭を下げ、
経緯をご説明しました。
2)スクールカウンセラーの活用
→娘に40問程度、私作のアンケートに答えてもらい、
娘の本音を整理したうえで、スクールカウンセラーに
娘の悩み事に対しての3つの学校へのお願いを説明しました。
(先生に大きな負担になることは当然避けてます)
→事前アンケートや本人へのヒアリングが功を奏し、
お願い事項が個別具体的にしっかり整理できていたのと、
家庭の側でもこういうことしますから・・・という
共同歩調を取りたい旨説明をしたせいか、
スクールカウンセラーがすぐ動いて下さり、
その後学校側も至極協力的に対応してくださっています。
以上の結果なのか?私が断言すべきことではないですが(;^ω^)、
最近、娘に変化がみられるようになりました。
今月の部活の最後の大会、何と出場すると本人が決めたのです。
練習も、最後数週間復帰するようです。
最近練習しておらずきっと相当嫌なはずなのに、
部員と会うから嫌なはずなのに、
こちらも一切強制していないのに。
今までだったら、出ない!で毎回終わっていて
妻ともめてましたが(;^ω^)
学校生活も、最近の先生方の目くばせのおかげもあり、
気にかけてもらえている事がすごくうれしそうです。
仲の良い友達がクラスにいないこともあり、
常に、嫌だ!が先に立ち、あまり学校生活を笑顔で話すことがない子ですが、
最近、先生がこう言ってくれた、といい笑顔で話してくれました。
この前の期末テストで、この分野の点数が悪かったから、
週末勉強したいなども本人から言ってくるように。
今までほぼなかったことです。
受験にあたり、希望する学校の見学に関しても、
パパ=私 に来てほしいとのこと。
普通この時期、男親と一緒に行動は嫌だと思いますが( ´艸`)、
上記のいろいろな対応を具体的にした私の背中を見て、
またそれによって事実、現実が動いていることを実感する中で、
この子的に少なからず感じるところはあったのではないかと
勝手に思っています。
父親は、怖い存在でもあるけれど、
いざとなるとめっちゃ頼れて、子どもたちを安心させる
存在でありたいと思います。
その積み重ねが、安心感を醸成し、
何かに立ち向かっていく力を育て、
自立を加速する。
今回のことで、本当に父親として、
いろいろと学ばせてもらっている気がします。
その機会をくれている娘に感謝したいと思いますし、
多忙な妻の肩の荷を少しでも下ろす事に引き続き
最大限の協力をしていきたいと思っています。