9月14日
退院後の初めての通院がありました。
2回目の手術で施した「シートン法」というのは術後の経過をみて2,3週間おきに締め付けているゴムを少しづつ締める事をしなくてはなりません。
(ギュっときつく締めるのではなく緩まない程度の締めるのだそうです。)
そういった治療を繰り返し行い、ネットで調べたところではゴムが自然に取れるまでに最低2,3か月かかるとのこと。
まだまだ、不便な生活が続くわけです。
その「シートン法」の1回目の締め付けです。
担当のY先生は外来担当をお持ちでなく、受診した先生はI先生。
手術の時にもY先生の「前立ち」をしておられた”副部長さんです。※少し「ルー大柴」似の良い先生です。
問題なく締め付けも終わり、次回はまた2週間後になります。
この日は診察の掛け持ちで午後から消化器内科の受診がありました。
入院中にY先生から「肛門周囲膿瘍」や「複雑痔瘻」を起こす根本的な問題である持病の潰瘍性大腸炎の抜本的治療を行うべきだ!
ということで消化器内科のO先生へ引継ぎをしていただき初心診察の予約を取ってくれたのです。
消化器内科初診ということでO先生は現在までの経緯と病状について尋ねられました。
私自身、いつから潰瘍性大腸炎になったのか思い出せないのですが、確か特定疾患の認定になったのが今から12年前。
舞鶴の設計事務所勤務のころだったと記憶しています。
その頃はまだそんなに深刻に考えたこともなく、それこそ「ただの胃腸不良」程度と考えていました。
しかし、7年前から”この病気はただ事ではない”と思いだし、それが証拠に2005年からは走ることもなかなかできず、ホノルルマラソンも4年間行ってませんでした。
治療を始めて10数年。
ようやく、この病気への治療に真剣に向き合うこととなりました。
この日は、そういったことで問診だけにとどまり翌週の水曜日(9月19日)に
「大腸内視鏡検査」を行うとのことでした。
検査の目的は、もう何年も内視鏡で腸の内部を見ておらず現在の状況を把握するのと、本当に「潰瘍性大腸炎」なのか、もしかしたら「クーロン病」の可能性もあるとのことで、ここで病気をちゃんと確認をしておかないと治療法にも違いがあるとのことで検査をすることになりました。
内科から内視鏡検査を受けるための準備(当日朝までに胃腸内部を空っぽにする事)の下剤なんかの薬一式をもらい、翌日の検査食を購買で購入してこの日の診察は終わりです。
検査食は江崎グリコの「エニマクリン」という検査食。
この検査食を食べるところから検査準備のための胃腸を空っぽにするのが大変つらい。
このことはまた次回に書くことにします。
続く
【参考】