入院・手術の闘病日記(6)   ~入院生活で遭遇した“怪獣おっちゃん”~ | 潰瘍性大腸炎を抱えながらもウルトラマラソンに挑戦し続ける普通のサラリーマンのブログ

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潰瘍性大腸炎になり10数年。”病に負けず努力すれば何事も達成できる!”とサロマ湖100kmウルトラマラソンに挑戦・完走!病と闘いながら自らの夢を追い続け、病で苦しんでいる人に勇気を与えて行けるように日々精進しています。

7月19日
4人部屋に移りました。
私のベットは左手窓際です。
最初の1週間は、回診のたびに私の股の間に刺さった2本の管から、洗浄水での患部洗浄を行うのですが、まだ炎症があるのか痺痛がある日が続きます。
段階的にこの管を短くしていき最終的には取り除くことになります。
手術後、3日ほどはシャワーを浴びることもできないので濡れタオルで体を拭くしかありません。
そのうちに頭を洗うことはできるようになりました。
(術後3日以降はシャワーを浴びることもできました。)


この1週間は4人満室でした。
皆さん同じ年代か若い壮年・青年の患者さんばかりです。
特に気にすることもなく、毎日6時起床、検温、回診、21時30分消灯就寝の規則正しい毎日です。
皆さん、様々な病気で入院をされており、自らもそうですが闘病生活は大変だと痛感します。
この間2回ほど土日を経たのですが、他の三人の患者さんのところへは会社の上司や同僚などが見舞いに来て励まし、”会社の事は心配いらないから治療に専念しなさい”などの配慮を示してくれています。
(聞こえなくても、そういった会話が聞こえてきます。)
私の所へは、「いつ退院できるのか?」という催促じみたメールがあるだけで誰も来ません。
そればかりか、あろうことか入院していることを知っているのもかかわらず
平気で携帯電話へ電話してくる会社の課員(前回の痛い課員のA君です。)や業者がたくさんいます。


これはどうなんでしょうか?
見舞いに来いとは申しませんが、普通二週間も入院してたら
1回くらい会社の人間が見舞いに来るくらいは常識の範囲じゃないでしょうか?
ましてや入院患者に平気で電話してくるのは言語道断ではないでしょうか?
(私が古い人間なんでしょうか?それとも、中途入社の人間は社員扱いされないのでしょうか?)
それはさておき、初めの1週間は回診の痛みに耐えながらの何事もない入院生活でした。


そのうち、一人二人退院していく中で私の向いにトド体型の“おっちゃん”が入院してきました。
何の病気で入院してきたのかは不明なのですが入院即手術ではなく、
ある程度入院をして処置をしてから何らかの手術をする気配でした。(人工透析をしていたように思います。)
その日の夜、その“おっちゃん”の怪獣が吠える様な”イビキ”が私の睡眠を大いに阻害しました。


ぐぁーぐぁー!、ピーーー

         ぷっすーっ!ヴぁっ!”


その大音量もさることながら、リズム感のない不規則なテンポに翻弄され、深夜遅くに何度も起こされました。
揚句には”怪獣おっちゃん”自らが自らのイビキに起きてしまうこともしばしば。


“頼むから横向いて寝てくれ!“


と、思ってもトド体型だから仰向けが一番楽なんでしょうね。

その日は”イヤホン“を耳栓替わりにしましたが何の役にも立たず、寝たのか寝れてないのかわからない朝を迎えました。
その後、地下の売店で本物の耳栓を買いました。(効果はありました!)



続く


【参考】

いびき-Wikipedia