
浜松城
静岡県浜松市中央区 浜松城公園
令和6年(2024年)3月22日㈮ 撮影
浜松駅バスターミナルより遠鉄バスに乗り市役所南で下車。目の前に見えるのは浜松城天守
*浜松城
静岡県浜松市中央区にある城跡。野面積みの石垣で有名。歴代城主の多くが後に江戸幕府の重鎮に出世したことから「出世城」といわれた。
浜松城の前身は15世紀頃に築城された曳馬城であり、築城時の城主は不明である。16世紀前半には今川氏支配下の飯尾氏が城主を務めていた。 徳川家康が元亀元年(1570年)に曳馬城に入城し、浜松城へと改称。城域の拡張や改修を行い、城下町の形成を進めた。徳川家康在城時における浜松城の具体像は不明確であるが、古文書や出土遺物から現在の本丸に向けて城域が拡張されたことが窺える。また、徳川家康が築造した浜松城は、土造りの城であり、石垣や瓦葺建物を備えていなかったとされる。 慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦い以後、江戸時代を通じて徳川家譜代大名の居城となり、浜松城から豊臣色は失われる。江戸時代の浜松城主は九家二十二代に引き継がれていき、歴代の城主によって城域の改変・改修が進められた。 堀尾氏在城期に創建された天守は、17世紀のうちに姿を消し、天守台のみが現在に伝わる。以降、天守門が浜松城の最高所に位置する建造物といえ、江戸時代を通して浜松城を代表する建物であったことが窺える。 明治6年(1873年)の廃城令により、浜松城の建物や土地の払い下げが行われ、三の丸、二の丸の宅地化が進行した。天守曲輪と本丸の一部は大きな開発を免れ、昭和25年(1950年)の浜松城公園開設に至る。
昭和33年(1958年)に鉄筋コンクリート製の復興天守が再建。 2017年(平成29年)、続日本100名城(148番)に選定された。
wikipediaより引用

市役所南停留所から浜松城公園入口へ、
入口には鎧掛松

「鎧掛松」
元亀三年(1572年)三方ヶ原合戦からの浜松城に帰った徳川家康が、大きな松の木陰で休んだとされ、鎧を脱いでその松に掛けたといわれていることから鎧掛松と呼ばれた。現在の松は3代目にあたり、初代の松は浜松城内の堀の近くにあったといわれている。

本丸南の空堀の説明板
本丸南の空堀
この堀は、天守曲輪を含む本丸一帯の防御機能を高めるために設けられた空堀でした。 この堀の特徴は、空堀の中央部に土手(中土手)を設け、起伏(高低差)をつくり出すことで、敵の侵攻を鈍らせ、鉄砲や弓矢での攻撃をしやすくしたつくりであったと考えられています。さらに、本丸に近い北東部には袋地のような箇所を設け、堀の奥まで侵攻した敵が塀沿いに移動してきたところを三方(前方、左右)から攻撃できるように工夫がされていたと考えられています。 なお、この堀は公園南側の道路の下にあると考えられていますが、その大きさ(範囲)については、明確になってはいません。

このあたりは本丸跡

家康公お手植えみかん

説明板によると
家康公お手植えみかん
このみかんの木は、徳川家康公が職を退いて駿府城に隠居された際、紀州(和歌山県)より献上の鉢植えのみかんを本丸天守閣下の「紅葉山庭園」に家康公自ら移植したものと伝えられており、その苗木を静岡市より寄贈していただきました。 このみかんは、鎌倉時代に中国から入ったみかん(紀州みかんまたは、こみかん)の一種で、香りが強く、種のある小型の実を結ぶのが特徴です。

鉄門跡

説明板によると
鉄門は、文字通り、扉や柱などの門の一部に鉄製の部材を使っていた門であったと考えられます。 本丸への正面出入口として重要な門であり、天守門と同様に門の上部に櫓を有する櫓門でした。 江戸時代前半の絵図(左上)には、門の内側に桝形(四角形)の虎口(侵攻してきた敵を前後左右から攻撃できるようにした空間)が描かれ、高い防御機能を持っていたことがうかがえます。 1872年(明治5年)まで鉄門は存在していましたが、その後の払下げ等により失っています。 なお、鉄門の推定位置については、東側の歩道路面にあるプレートにより確認することができます。

石垣に囲まれた道を進み天守へ向かいます。



徳川家康像が見えてきました。

台座には「若き日の徳川家康公」
像の右手には家康の兜の象徴である羊歯印を持っています。


天守門
2014年(平成26年)3月に復元。 木造瓦葺の櫓門であり、櫓内部は発掘調査で見つかった瓦や土器の一部を展示。

天守門付近からみた「若き日の徳川家康公」像


天守門を潜りました。

天守閣
1958年(昭和33年)4月に再建。 3重3階(地下1階)建てであり、1、2階は展示室、3階は展望室、地下は籠城時の井戸を展示。








天守入口

天守門は入場無料


続日本100名城スタンプは天守門入口脇に設置


押しました。

天守門内部にはこの方の写真が展示

天守閣へ向かいます。



浜松城天守閣
営業時間 午前8:30 ~ 午後4:30 (但し入場は10分前まで) 休館日 12月29日・30日・31日
入場料 大人 200円

天守閣に入場


1階


3階展望室

3階展望室からの眺め、天守門と「若き日の徳川家康公」