
12月15日(木)
3日間の旅最後の日の朝、福山駅近くのホテルを出発、福山城に行きました。

福山城のすぐ脇は福山駅。城の隣に駅がある、というより城内に駅を造ったというような…
福山駅が開業した頃は文化財保護とか景観などの概念がなかった時代、
現代ではこのような駅は造れないでしょう。
石段を登り、城内へ向かいます。

重要文化財の伏見櫓、伏見城から移築された櫓。

重要文化財の筋鉄御門、こちらも伏見城から移築されました。
伏見櫓と筋鉄御門は昭和20年の戦災を免れた福山城の遺構。


筋鉄御門を潜り、城内へ入ります。師走の平日の朝、周囲は誰もいません。
目についたのは小さな櫓、福山市重要文化財 鐘櫓


湯殿。伏見城から移築されましだが昭和20(1945)年の戦災で焼失、現在の建物は昭和41(1966)年に復元。

福山駅からもよく見える月見櫓。昭和20(1945)年の戦災で焼失し、昭和41(1966)年に復元。

朝日を浴びる天守閣。この天守閣も戦災で焼失し、昭和41(1966)年に復元されたもの。
残念ながら朝早く公開時間前で内部には入れず。
まぁ復元天守だから入らんでもえぇか。


天守閣近くにある水野勝成像。
備後福山藩初代藩主水野勝成(1564~1651)は元和5(1619)年、福山城を築きました。
この水野勝成、信長、秀吉、家康など仕えた主君は13人、参加した合戦は、天正7(1579)年の織田信長と武田勝頼の戦いである「高天神城の戦い」から寛永15(1638)年の「島原の乱」まで59年!


福山市重要文化財 旧内藤家長屋門
かつて城下にあった武家屋敷の長屋門を城内に移築展示したもの。
目立たぬ場所にひっそりとありました。

この日に「観光らしい」ことをしたのは、この福山城見物だけでした。
この後は 福山~大船 青春18きっぷの長い旅~