
9月22日(木)
曇り空の函館の町、秋の陽も傾き始めてきました。
市電の十字街停留所から函館山に連なる二十間坂を上り、坂の途中に位置する東本願寺函館別院へ。
重要文化財の東本願寺函館別院本堂。大正4(1915)築、我が国初の鉄筋コンクリート寺院。
鉄筋コンクリートの寺院も歳月を重ねれば、ありがたみも増してきます。しかし境内には人影が見当たらず。

再び坂を上り、元町教会群、教会が立ち並ぶエリアへ。
元町は重要伝統的建造物群保存地区、函館の観光スポットらしく観光客の姿もちらほら見受けられます。
そのほとんどがグループ客、さみしいひとり旅の者は見受けられず…

カトリック元町教会。大正13(1907)年築。

聖ヨハネ教会。独特なデザインのプロテスタントの教会。

函館ハリスト正教会。
大正5(1916)年築の聖堂。
ギリシャ正教とのことですが…宗教知識の全くない私にはこれ以上述べることはできず。

函館ハリストス正教会から函館港を眺めます。左はカトリック元町教会、右は東本願寺函館別院の屋根。

二十間坂を下り、再び十字街へ向かいます。
市電の軌道脇に建つレトロな建物は、函館市地域交流まちづくりセンター。
大正12(1912)年に丸井今井呉服店として建てられた建物。

十字街電停に着くと、今回は乗る機会のなかった連接車が谷地頭に向かって走り去っていきました。
後ろの建物は坂本龍馬記念館。