
10月6日(木)
朝7:30 鳥取駅近くのホテルを出発。1.5㎞離れた鳥取城跡の久松公園へ向かいます。
坂道のない智頭街道を歩きます。それにしても遠い!ケチらずバスに乗るべきだったか?
10月上旬の朝にしては暑く感じます。1ヶ月前酷暑ではとても歩けなかったでしょう。
商店や住宅、学校が並ぶ道を進み、ようやく城趾の堀が見えてきました。
堀を渡ると久松公園に入ります。

公園で最初に目についたのは国指定重要文化財の仁風閣。明治40(1907年)に建てられた白亜の洋館。
残念ながら朝早い時間のため開館前でした。

城趾への入り口の門。鳥取城跡は久松山の中腹。門の先には険しい坂と石段がそびえています。
そろそろ3日間の旅の疲れが出てきたこともあり、先を進むのを一瞬躊躇しました。
「この坂を登るのかよ!下から石垣を撮影してお茶を濁すか」との思いが頭をよぎります。
結局、遠くからわざわざ来たので見に行こう、との事で険しい道を進みます。
めんどくさい思いに好奇心が勝ちました。
秀吉が鳥取城を兵糧攻めにしたことが多少わかりました。もっとも現在の城の遺構は江戸時代のものですが。

坂を登りながら仁風閣を見下ろします。

櫓跡の石垣が見えてきてようやく城趾に到着。
心中に充実感が。


三階櫓跡。
ここから眼下の鳥取市街を見下ろせます。

修復工事中なのか、この先はロープが張られ立ち入り禁止の表記がされています。
石垣が並ぶ興味深い場所だけに残念!

下に降りて、石垣を見上げます。これは攻めずらそうな城です。

久松公園を後にして官公庁のあるエリアに進みます。

堀の一角には、吉川経家像が立っています。
秀吉の兵糧攻めに屈し、自害した武将。
鳥取城、昨日訪れた備中高松城と秀吉に落とされた城を相次いで訪れました。

帰路も鳥取駅まで1.5㎞を歩きます。我ながらよくやります(笑)
鳥取県庁前で見かけたのは武家屋敷風の門、「箕浦家武家屋敷門」。
ビルの中では不似合いでした。

若桜街道を徒歩で進み、鳥取駅前に到着。
振り返ると久松山は遠いです。
駅近くの鳥取温泉は訪れる時間も気力もありませんでした。

鳥取駅からは再び、「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」3日目の旅を始めます。