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9月24日(木)

雨に降られながら歩き続け、下田港に着きました。

港の一角にある公園のモニュメント、ペリー上陸記念碑。ここは嘉永7(1854)年、黒船を率いたペリーが日米和親条約締結に伴い上陸した地。ペリーの胸像が立てられています。

この雨の中、見物する観光客は外国人カップル(アメリカ人らしき)二人のみでした。

しばらくするとカップルからペリー胸像を背景してシャッターを押してくれと頼まれました。もちろんEnglishで。

日米友好?のためOK!!と応じ、差し出されたデジカメで撮影。カップルはThank Youとの言葉を残し、去っていきました。

私の中で、アメリカ人への好感度があがってしまった(単純なヤツ!)

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しばらくすると雨も止みました。下田港に突き出た小高い丘の公園、下田公園に向かいます。

遊歩道として整備されてる坂を登って行くと、カータ元アメリカ大統領の記念碑がありました。

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さらに坂を上がると巨大なモニュメントが、日米開国記念碑です。

それにしても広い公園には誰もいません。曇り空のせいか少々薄気味悪くなってきました。
平日の昼下がり、曇り時々雨、この場所にいる私はどうみても怪しいヤツです。


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下田公園の案内図を見ると、さらに丘の上には城跡(天守閣跡)があるとのことです。

戦国時代末期、小田原北条氏の水軍が鵜島城(下田城)を築いていました。

豊臣秀吉と北条氏との戦い(1590)では、秀吉配下の長曽我部元親、脇坂安治らの攻撃により開城。


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山道、というよりはハイキングコースを200m程歩き、鵜島城天守閣跡に着きました。

さすがに400年の歳月を経ると城の遺構はほとんど残っていません。石碑がなければ城跡とは気づかなかったでしょう。





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城跡から下田港を見下ろします。秀吉の天下統一直前にここで戦いが行われていたのでしょう。

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坂道を下り、今まで辿って来た道を戻ります。
結局、公園内には誰ひとりともいませんでした。
やや怖さを感じたので(チキン)とっとと下界に向かいます。
目指すは眼下の下田の街。

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吉田松蔭拘禁之跡。
黒船密航を企て失敗した吉田松蔭が拘禁された場所。意味も目的も無い旅・鉄道と徒歩の旅・-2010092414420001.jpg
安直楼。唐人お吉が4年間営んだ小料理屋跡。下田の街で多く見られるなまこ壁。

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下田の商店街。古い家屋を利用した商店が多く見られました。

この後は再び伊豆急に乗るため駅に向かいます。
9年ぶりに訪れた下田はよい街でした。今さらながら前回は街を見ずに引き返した事を後悔しょぼん

この後は再び伊豆急下田駅へ。
帰りの列車は静かに車窓を楽しめるであろうか。