気象情報によれば大晦日元旦の日本海側の天気は荒れるとの事です。
今週は富山への旅を脳内構想していたヘタレかつ臆病な旅人である私は、あっさり止めることにしました。
旅先の天候を確認する。そんなの当たり前じゃねぇかー!と思われるでしょう。しかしこの当然の事ができない奴がいました。過去の私です。
今から9年程前の2001年1月、石川県を走る北陸鉄道を初めて乗るため、金沢を訪れました。
冬の北陸を訪れるのは、二度目でした。前回訪れた時はたいした積雪もなく、はっきりいって冬の北陸をなめてました。悲しいかなあまりにも想像力が欠如していのです。
この時の往復は青春18きっぶを使用した旅です。中央本線松本→大糸線糸魚川→北陸本線金沢というルートを経由しました。松本を過ぎ、大糸線を進むにつれ、沿線の積雪量が多くなってきました。大糸線を糸魚川で降り、北陸本線に乗ります。
糸魚川の北陸本線ホームにやって来たのは、本来なら乗ることのできない一本前の列車が来ました。沿線は大雪で列車ダイヤは乱れていたのです。この先の行程に不安が生じます。
その当時の私はろくに現地の天候を調べず、「まあ何とかなるべえ」と文字通りにノーテンキでした。
列車は一時間程遅れて16時前に金沢に到着。すぐに北陸鉄道浅野川線のホームへ急ぎました。
現在は地下駅である北鉄金沢駅も当時は移転される前の地上駅でした。
渋谷で見慣れた元京王井の頭線からの譲渡車が走る浅野川線に乗り終点の内灘駅に着くと…
駅前には行く手を阻む60㎝くらいの積雪が!
結局駅前散策はあきらめ、駅から50mくらい雪の中を歩いて引き返しました。
「いったい俺は長い時間をかけて何しにここまで来たのだ」
まさにタイトルどおり無駄で意味のない旅でした。
金沢駅に戻り、膝上の雪の中を進み、駅から約300mのホテルに宿泊しました。このホテルと駅との往復がこの旅での金沢市内の徒歩行動のすべてでした。
翌朝はホテルを出て通常徒歩5分くらいの所が約20分位かかりました。神奈川県出身の私としては見たことのない積雪量です。
大雪でも列車は動いていました。北陸本線を一駅乗り北陸鉄道石川線との乗り換え駅の西金沢で降ります。空は鉛色。やって来たのは元東急のステンレスカー、まさに銀色ワールド。
列車は終点の加賀一の宮に到着。この駅まで乗っていた乗客は私一人。
駅前に出ると、約1m以上の雪の壁!はっきりいって歩いて駅を散策というレベルではありません。まさに駅から一歩も出れず。
殆んど乗降客のいない終着の無人駅。除雪も殆んどされていません。仕方がなく今乗って来た列車で折り返しました。
これが最初で最後の加賀一の宮駅訪問になりました。
今年秋にこの駅は廃止。電車に乗って再訪はもうできなくなりました。残念!
幸いな事に、北陸本線は遅れてましたが運休せずに
帰路に着くことができました。列車運休→現地立往生という最悪のケースは避けられました。
この旅から学んだ事は
①事前に旅先の気象情報を調べよう。
②悪天候が予想される場合は旅の延期か中止。
③雪国の冬を甘く見るな。
以上です。こうして人は大人になるたび、弱く臆病者になるのです。(偉そうに言う)。
私は雪山登山をなされてる方々に敬意を表します。自分にはできない事なので。

結論。予定調和の旅はつまらん。アクシデントを楽しむ旅が目標。
今週は富山への旅を脳内構想していたヘタレかつ臆病な旅人である私は、あっさり止めることにしました。
旅先の天候を確認する。そんなの当たり前じゃねぇかー!と思われるでしょう。しかしこの当然の事ができない奴がいました。過去の私です。
今から9年程前の2001年1月、石川県を走る北陸鉄道を初めて乗るため、金沢を訪れました。
冬の北陸を訪れるのは、二度目でした。前回訪れた時はたいした積雪もなく、はっきりいって冬の北陸をなめてました。悲しいかなあまりにも想像力が欠如していのです。
この時の往復は青春18きっぶを使用した旅です。中央本線松本→大糸線糸魚川→北陸本線金沢というルートを経由しました。松本を過ぎ、大糸線を進むにつれ、沿線の積雪量が多くなってきました。大糸線を糸魚川で降り、北陸本線に乗ります。
糸魚川の北陸本線ホームにやって来たのは、本来なら乗ることのできない一本前の列車が来ました。沿線は大雪で列車ダイヤは乱れていたのです。この先の行程に不安が生じます。
その当時の私はろくに現地の天候を調べず、「まあ何とかなるべえ」と文字通りにノーテンキでした。
列車は一時間程遅れて16時前に金沢に到着。すぐに北陸鉄道浅野川線のホームへ急ぎました。
現在は地下駅である北鉄金沢駅も当時は移転される前の地上駅でした。
渋谷で見慣れた元京王井の頭線からの譲渡車が走る浅野川線に乗り終点の内灘駅に着くと…
駅前には行く手を阻む60㎝くらいの積雪が!
結局駅前散策はあきらめ、駅から50mくらい雪の中を歩いて引き返しました。
「いったい俺は長い時間をかけて何しにここまで来たのだ」
まさにタイトルどおり無駄で意味のない旅でした。
金沢駅に戻り、膝上の雪の中を進み、駅から約300mのホテルに宿泊しました。このホテルと駅との往復がこの旅での金沢市内の徒歩行動のすべてでした。
翌朝はホテルを出て通常徒歩5分くらいの所が約20分位かかりました。神奈川県出身の私としては見たことのない積雪量です。
大雪でも列車は動いていました。北陸本線を一駅乗り北陸鉄道石川線との乗り換え駅の西金沢で降ります。空は鉛色。やって来たのは元東急のステンレスカー、まさに銀色ワールド。
列車は終点の加賀一の宮に到着。この駅まで乗っていた乗客は私一人。
駅前に出ると、約1m以上の雪の壁!はっきりいって歩いて駅を散策というレベルではありません。まさに駅から一歩も出れず。
殆んど乗降客のいない終着の無人駅。除雪も殆んどされていません。仕方がなく今乗って来た列車で折り返しました。
これが最初で最後の加賀一の宮駅訪問になりました。
今年秋にこの駅は廃止。電車に乗って再訪はもうできなくなりました。残念!
幸いな事に、北陸本線は遅れてましたが運休せずに
帰路に着くことができました。列車運休→現地立往生という最悪のケースは避けられました。
この旅から学んだ事は
①事前に旅先の気象情報を調べよう。
②悪天候が予想される場合は旅の延期か中止。
③雪国の冬を甘く見るな。
以上です。こうして人は大人になるたび、弱く臆病者になるのです。(偉そうに言う)。
私は雪山登山をなされてる方々に敬意を表します。自分にはできない事なので。

結論。予定調和の旅はつまらん。アクシデントを楽しむ旅が目標。