こんにちは。weedyです。

昨日に引き続きピッコマからBL漫画を一つご紹介しようと思います。

とはいえ、昨日のKILL THE LIGHTSに比べるとおすすめ度が個人的に低めなので1回だけで簡単に。コミックシーモアなど他のサイトでも読めます。R18度合いを1(ほとんどなし)~5(ほぼ毎回or濃い)と格付けすると2くらいかな。BL初心者でも大丈夫でしょう。

 

 

主人公は異世界転移者で、行き倒れているところをとローウィン国のダニエルという名の王子に拾われます。王子に顔も体格も声もそっくりの主人公に王子はラエルという名を与え、自分の替え玉として王子の仕事や裏稼業としての傭兵団の仕事を手伝わせます。二年も経つとラエルも教養や立ち居振る舞いが身につき、二人が時折入れ替わっていることは父王ですら気づかないほどになっていました。そんなある日、帝国の皇帝が国を訪れることになり、ラエルが歓迎のパーティーを主催することになるのですが、美しく若い皇帝は応対した【ダニエル王子】に扮したラエルに一目惚れし、ついには貿易の独占権などを対価に【ダニエル王子】との一晩を求めて・・・・

 

そんな出会の1年後、貴族の反乱によってローウィン国が奪われます。その混乱の中で亡くなってしまったダニエル王子に変わり王座を奪還し、弟王子に渡すまでのラエルの奮闘が描かれます。ラエルはダニエル王子のフリをしたまま皇帝に助けを求めに行きます。そして【ダニエル】が自分の元に来たことを喜んだ皇帝は至れり尽くせりで歓迎するのですが、それは【ダニエル】を手に入れるための皇帝の罠で監禁されてしまいます。貴族の反乱は帝国が仕込んだ陰謀だったのです。

 

つまりこの話は壮大な痴話喧嘩というか、恋に狂った皇帝の暴挙に周辺諸国が巻き込まれ、最終的に皇帝がラエルを手に入れるまでの物語です。

前回紹介したノア以上に皇帝はイカれ野郎です。狂気としか言いようのない執着でラエルを追い詰めていきます。

ラエルは権力を傘に自分と関係を結んだとはいえ特に皇帝を憎んでいるわけではありませんでした。ダニエルさえ死んでいなければ、ローウィン国さえ無事であれば、ラエル自身の意志で皇帝の側に行く道があったかもしれないものを、二人いた、ということを知らない皇帝は自らその道を塞いだわけです。

 

んでまあ、あとは二人の壮大な鬼ごっこをあーあ、という目で読んでいくことになります。

物語とはいえ巻き込まれた人たちのことを思うと大団円ってそれでいいのか大団円。

外伝のような続きの物語は唐突にキムチチャーハン言い出すし、一応大団円まで読めば十分かなあ。

暇に飽かせて読みましたが、読みやすくはあるものの個人的にはちょっと疲れる漫画でした。