みなさん、こんにちは。お久しぶりです。

メンタルどん底からやや浮上中のweedyです。

 

「KILL THE LIGHTS」の感想を続けていきます

 

 

前回は詳細あらすじを紹介しましたが、今回は登場キャラクターたちのweedyから見た印象について書いていこうと思います。

 

まず主人公ヘイリー・ラスク。おそらく24~5才。

体の持ち主の元々のヘイリーは典型的なスターダムからの転落者という描き方がされていますね。子供の頃は天使のような見た目で人気が出たものの、派手なお金の使い方や薬を覚えて堕落していく人物。今も磨けばキレイな顔立ちとスタイルの良さは健在なのに典型的な薬物中毒者の容貌と一度はスターだったプライドの高さで売れない俳優として生きている。さらに親兄弟はおらず、数少ない親類たちはヘイリーの稼ぎを片っ端から食い尽くしていく始末。

なんなら死にかけたヘイリーにとどめを刺して遺産を手に入れようとすらする。

唯一の救いは子供の頃にヘイリーに惚れ込んだ(not性的)トニーというマネージャーの存在。ヘイリーのことをずっと支えてくれていました。ただ、残念ながらヘイリーを矯正させられるようなタイプではなかった。

このあたりは序盤に描かれていますが、正直もう少しトニーがしっかりしたマネージャーだったならと思わずにはいられません。肥大したプライドで狂うことも誰彼構わずベッドに誘うようなことも、薬でおかしくなることもなかったんじゃないかな。

一発逆転が自分を救う誰か、結果的にメイソン、を自分の体に入れることになったのもどこまでヘイリーの望んだことだったのか。

そんな感じで救いもなくヘイリーは死んでしまいます。

その後かけらも登場する気配がない(体に戻ってきてしまうとか、夢に出てくるとかがない)のが憑依モノとしては逆に良い感じです。

死んだはずのヘイリーがメイソンに礼を言うとか体返せとかそういうのはあんまりすきじゃない。

 

次いでヘイリー(メイソン入)andメイソン。40才弱???

ゴリッゴリの傭兵さん、メイソン。何を考えて生きてきたのか、物語の中では案外とらえどころがない人物。弟がいて一緒に暮らしていたがある日強盗に殺されてしまい、復讐を誓ったメイソンは傭兵になって鍛え、実際に復讐には成功するものの、生きる意味を失ってアフガニスタン行きを志願し・・・。

この傭兵になる前にたまたま幼いノアがスーツケースに詰め込まれて運ばれているのをスーツケースの僅かな違和感から気づいて助け出したことがある。10年後、PTSDで悩んでいたノアがおそらく親に頼んで傭兵になったメイソンをボディーガードとして雇った1ヶ月がある。弟と将来はカフェをやろうとしていた。というような描写は都度都度あるものの、メイソン自身の生まれ育ちはあんまり明確ではない。

こんなメイソンなので、ヘイリーに憑依してからも最初は驚き戸惑いこそすれ、気がつくと飄々とヘイリーとして生きている。なんならカフェをやろうと普通に教室に通い始めたりする。本当に掴み所がない。

傭兵時代に侵入捜査や色々な役柄を演じて任務を行っていたおかげか、本人が思っているよりも演技の才能があり、ハードボイルドな過去がハードボイルドな役にハマってビッグという監督に惚れ込まれ一躍スターダムに登るわけですが、本人はお金のために引き受けただけで売れるという自覚がない。それもいい。

貧弱で淫乱で体力のないヘイリーの身体自体は気に入ってなくて、鍛えたり薬を断ったりして元ヘイリーよりも色気がマシマシになっているのも良い。体の感覚に引きずられてややMっ気があるのもノアとの相性が良い。

つーか、メイソンは本当にそれで(ノアとくっついて)いいのか???とも思わないでもないが。

色んな意味でもう少し自分を大切にしてくれ・・・

 

 

今回の最後はノア・レイカールトン。27才(明記はされていないが、メイソンが最後に会ったのが17才でそれから10年とあるので)

金髪翠眼のイケメンで傭兵メイソンにも劣らない体躯の持ち主。もっとでかいかも?

お金持ちだし傭兵団に資金提供しているくらいなので武力もあるしで怖いものなしだが、会いに行かないだけでやってることはメイソンのストーカー。メイソンのことならあらゆる場面を覚えている。ちなみにヘイリー(メイソン入)になってからも同じとは本人の談。

ノアはメイソンが自分に特別な感情はないと思っている。それでも救いの神を側にずっと置いておきたい衝動があり、メイソンが自分の知らないところで死んでいないかずっと恐怖と戦っている。だからメイソンの動向を見張らせている。

ヘイリーとなったメイソンが手に入った途端にいかにして自分に縛り付けるかを考えてしまう。だけど一方で縛り付ける権利は自分にはないと悲観する。

メイソンだと確信する前のヘイリーのことは殴るし、最中に噛みつくし、結構どSだと思う。

ヘイリーの肌が弱く白いのでいろんな跡が付くほどお下品な行為を好む男。こいつはあかん。

そういう男なのに、いろんな場面で幼いノアが顔を出して泣くのは卑怯!面倒見の良いメイソンが放っておけるわけないじゃん。

まあ、メイソンはメイソンで外伝に入ってからはノアにべた惚れっぽいし、体の相性自体は良いし、ノアが幸せならいっか(weedyの感想です)な感じに落ち着いているのでなんともお似合いなカップルなんでしょうな。

ちなみに余談ですがgreen-eyed monsterって嫉妬深いって意味だって知ってました?ノアにピッタリ!