7th
しあわせなゆめをみました
はじめてです
しあわせなゆめをみたのも
ゆめがさめなければよか ったのにとおもったのも
あのまなざしを
あのほほえみを
あのうるおったくちびるを
まだおぼえています
つぎのひとそのつぎとそのまたつぎのひは
ふられるゆめをみました
うん
こっちのがりあるで
へこみました
ゆめのなかでさえ
うまくはなせなかった
うまくはなせたところで
なにもかわらないかもしれないが
はじめてです
しあわせなゆめをみたのも
ゆめがさめなければよか ったのにとおもったのも
あのまなざしを
あのほほえみを
あのうるおったくちびるを
まだおぼえています
つぎのひとそのつぎとそのまたつぎのひは
ふられるゆめをみました
うん
こっちのがりあるで
へこみました
ゆめのなかでさえ
うまくはなせなかった
うまくはなせたところで
なにもかわらないかもしれないが
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おれはしねなかった。しねなかった。しぬにあたいするぜつぼうがそこにあったのに、どうしてもしねなかった。ぜつぼうだけがのこった。ぜつぼうはけせなかった。ぜつぼうはかこのひさんなたいけんがうむのではなく、みらいになにもたくせないことなのだ。おれはみらいをたちきった。おれがしんでいれば、あいつらはしななかった。おれはしななかったが、あいつらをころした。だから、おれももうすぐころされる。これはむくいだ。おまえは、おれだ。おまえはせいしょをよんでいるか。おれはよまない。おれにことばはいらない。おれはからっぽになってしんでいきたい。からっぽのおれだ。おれはおもうのだ、ことばがあるから、ひとはなやむ。そうだろう。ひとはことばでものをかんがえる。ことばでかこをきおくにのこし、ことばでみらいをおもいえがく。ぜつぼうはことばがうむ。きぼうもことばがうむ。つみはことばによってかたられ、ばつもことばがつくる。しあわせをせつめいするにはことばがいる。ふしあわせだとわかるのにことばがいる。だから、うそだ。かこもみらいもぜつぼうもきぼうもつみもばつもしあわせもふしあわせも、ほんとうは、さいしょは、もともとは、ことばなどないせかいにあったものなのだ。おれはことばなどおぼえるのではなかった。ことばさえなければ、おれはあんなにもくるしまずにすんだ。ひとをころさずにすんだ。おれにはことばはいらない。おれは、からっぽのぜつぼうでありたい。からっぽのおれが、ぜつぼうだ。おれたちは、おなじだ。ことばとは、なんだ。ひとがかいわをするためのものだ。だが、おれにはことばをかわすあいてはいない。ことばをかわすあいてがいないおれには、ことばなどいらない。ことばをうしなえば、もうなにもかんがえないですむ。おまえはなぜことばをほしがる。なぜおれにあいにきた。おれとことばがかわせるとでもおもっていたのか。おれはからっぽだ。からっぽのまましんでいってやる。おまえも、やがてそうなる。おれにはわかる。おれはおまえだ。おまえは、おれだ。俺たちは、同じだ。
2nd
7月に別れた彼女と
おばあちゃんちで仲良く話ししている
彼女が席を立つ
おれは機嫌よく待つ
だれかが隣に立つ
おれは弾かれたように立って
「すいませんでした」
と頭を下げる
彼女の父親だった
「キミは悪くないよ」
「あっハイ」
ハイじゃねー
悪いのはおれだよ
しかもお父さんは一度もこっちを見てない
お父さんは帰る
彼女も帰る
彼女は今日そういうつもりで会ったのか
俺だけ何も知らなかったのか…
1st drm
天気は晴れではなく
くもりだが明るい
平城高校のようなグラウンド
サッカーの試合前
ベンチの友だちと話す
たぶん大学か
なぜかベンチに反田がいる
いつものおどけた顔で知らんふりする
卒業式のときと同じ格好
だいぶ伸びた髪と
丸くなった体
スーツを着ている
「なんで?」と聞こうとしたら
だれかが反田に話しかける
福留だった
なんだか顔色が悪いけど
笑っている
よく見れば
福留の隣にはひろがいて
そのむこうにも
きれいに一列
ベンチから遠いほうのタッチラインまで並んでいる
おそらくみんな男で
みんなスーツで
パイプ椅子に座って
それぞれ話したり笑いあったりしている
試合を見に来てくれたのだ
緊張や不安もあったが嬉しかった
夢の中では顔に出さなかったけれど
寝ている自分が声を出して笑った気がした
くもりだが明るい
平城高校のようなグラウンド
サッカーの試合前
ベンチの友だちと話す
たぶん大学か
なぜかベンチに反田がいる
いつものおどけた顔で知らんふりする
卒業式のときと同じ格好
だいぶ伸びた髪と
丸くなった体
スーツを着ている
「なんで?」と聞こうとしたら
だれかが反田に話しかける
福留だった
なんだか顔色が悪いけど
笑っている
よく見れば
福留の隣にはひろがいて
そのむこうにも
きれいに一列
ベンチから遠いほうのタッチラインまで並んでいる
おそらくみんな男で
みんなスーツで
パイプ椅子に座って
それぞれ話したり笑いあったりしている
試合を見に来てくれたのだ
緊張や不安もあったが嬉しかった
夢の中では顔に出さなかったけれど
寝ている自分が声を出して笑った気がした
