夏休み | 下丸子大将のブログ

夏休み

1月程前に息子から言われました。

『あのさー 自転車買って欲しいんだけど』
『いいけど、どうした?』
『夏休み、実家行くんでしょ?』
『僕も行こうかと。』

そうです、この夏休みに墓参りに自転車で行こうと考えていたのです。

特に誘ってなかったのですが、やはり背中をみてたのでしょうか、嬉しい提案ですから、即実行となりました。

ロードバイクはこれください、
はい、どうぞ。 とはいきません。

結局、決行の1週間まえに納車となり、ほとんど乗れてない状態で当日をむかえました。


片道150キロです。更にこの暑さですから少し不安を感じてましたが、いつもの何とかなるだろうと、スタートです。

水戸のちょっと先の常陸太田市が目的地ですから、国道6号をひたすら北上するコースです。

都内を順調に抜けて千葉県に入りました。遅れる事なくついて来てます。

『楽勝じゃん!』

軽口も飛び出して、これなら予定より早く着くかなと考えてたところ、少し遅れだしてきました。

柏あたりは坂道が多くありますし、予想どうり30度を軽く超えているようです。

『大丈夫か?』
『うん』

ひたすら走ると、茨城県に入ってます。取手を少し過ぎると、両サイドにカベのある妙な道になってきました。

延々何もありません。これは結構辛いです。平地ですが景色もなく先が見えない状態を進むのは、心が折れそうです。

息子は相変わらずペースが上がりません。そうこうしてると、牛久沼に到達しました。日陰をみつけて倒れこみました。

『そろそろ、昼飯を考えてるから頑張れ』『この先の土浦にファミレスがあると思うので、そこで休憩しよう』


これが判断ミスでした。

走り出すと更に遅れてきます。
まずいかなぁーと思いながら、本人は行けるとの意思表示です。

飯を食べて、休めば大丈夫だろうと考えファミレスを探しながら走っていると、何やら変な景色になってきました。

どうやらバイパスに入ってしまったようです。

まずい‼

水も切れてます。息子は来ません。

暫くするとヘロヘロの青年がやってきました。

『大丈夫か?』

………

その場に倒れこみました。

何はともあれ水を確保しなければと考え、彼をその場において側道から街に出てみました。

運良く自販機があったので水を買いすぐに戻りました。

さて、どうしたものか。
戻るには既に距離を稼ぎすぎてます。

この近所で宿を探して中止するか、暫く様子をみて水戸まで行くか。


飯を食べれば行けると思うとの彼の言葉を信じ、兎に角食べる所を探す事にしました。

【大衆食堂】

この看板が初めてパラダイスにみえました。


帰りぎわに頂いた塩アメが美味しかった事。


暑さと空腹のせいだったのでしょうか。

何とか持ち直してくれたようです。

その後順調に走り出し、石岡、茨城町、そして水戸までたどり着きました。

さすがに、息子はここで力尽き、ホテルで休ませました。

実家のお墓参りのためもうひと踏ん張りして、念願の達成です。

急ぎ水戸に戻って息子と一杯やりました。

男親なら憧れる、息子との酒を酌み交わす事を、同じ目的の達成を肴に出来た事はこの上なく嬉しかったです。

今までコミュニケーションをほとんど取らず、過ぎてしまったのですがこの1日で大分良くなった様な気がします。

オヤジの趣味に付き合ってくれるなど、大人になってきてるのかと思います。

そして、親離れ子離れの時期が近いのも感じます。

間も無く自転車乗りの仲間として走る日がくるのだと思いま。

寂しくも嬉しい気分です。

翌日は慣れたのか、特に事件もなく無事戻りました。

焼肉を食べながら、次の目的地の相談をしたので、今回の旅は成功だったと思います。
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