皆さん、こんにちは。
気象予報士の松並です。
日本テレビのスッキリに出演する
お天気キャスターです。
日本のはるか南海上で、
2021年の台風1号が発生しました。
(気象庁HP)
今回の台風は、
フィリピンの方に進む予想で、
日本の天気の影響を及ぼすことは
なさそうです。
ただ、近年台風による被害が
大きくなっていますので、
情報を取得するうえでの
台風予報円の見方などを
改めてお伝えします。
こちらは、上記の予報円を
大きくしたものです。
それぞれの丸に日付と時間が
入っていますが、
この円の中にこの時間に
70%の確率で台風の中心が入るという予想図です。
中心線は参考になりますが、
必ずしもそこを通るわけでは
ありませんので、ご注意ください。
この台風予報ですが、
精度はどんどん上がってきています。
まず予想する期間ですが、
確か私が気象業界に入ったときは、
2日先までだったと思います。
その後、72時間先(3日先まで)の予想が
出るようになり、
今は、5日先まで出されています。
また、近年海水温が高いため、
日本近海で発生し、
発達しながら列島に近づく台風が
増えてきました。
このため、まだ台風に発達しない
台風の卵(熱帯低気圧)の時から、
台風に発達しそうなものは、
去年から5日先まで予想するように
変わりました。
さらに予報円自体も、
どんどん精度を上げています。
というのもこちらは去年の気象庁からのリリースされたものですが、
円の中に入る確率が
70%ということは、
ずっと変わっていませんが、
その円の大きさは小さくなっています。
つまり、
精度が良くなっているということです。
我々気象予報士も、
もちろん海外のモデルなどと比較して
予報を組み立てますが、
気象庁の台風予報円を中心に
組み立てていますし、
地震、津波、局地的な豪雨、
竜巻などとは違い、
数日前から予測ができ、
準備ができるのがこの台風です。
日本に近づく台風が
強くなっているのは、
被害の大きさからみても、
否定しようのない事実ですから、
是非、台風情報をしっかり確認して、
身の安全を図っていきましょう。
我々気象キャスターも、
しっかりお伝えしていきます。
きょうも、読んでいただき、
ありがとうございます。
よろしければ、
フォローをよろしくお願いします。
<(_ _)>
日本テレビスッキリ出演
お天気キャスター(気象予報士)
MC会社代表 松並健治